アパレル店員あるあるを挙げたけど、アカンこれ経験者しか共感できんやつや
【必読】緊急事態宣言の発令に合わせて記事を書きました
インターネットの情報はウソばかり……そんなことを最近よく感じます。
アパレル店員あるあるなどと言っておいて「服を畳むのが上手くなる」「腰が痛くなる」などの、薄っっっぺらい内容を羅列するサイトを見るにつけ、絶対お前アパレルで働いたこと無いだろと憤慨したのでした。
アパレル経験者が書いてるサイトと、そうじゃない人が書いてるサイトの差は、見れば一瞬で分かるものです。
と言うことで、販売員を10年やっていた私が、アパレル販売員以外は一切共感できない本当のあるあるを思いつくままに挙げてみます。
1.接客にまつわるアパレル店員あるある
- お客様が店に入った瞬間、買う人か買わない人かなんとなく分かる
- 閑散期のお客様が冷たすぎて「スランプではないか」と本気で悩む
- テクニックとか知識関係なしにノリと勢いだけで接客をする販売員が実は一番売る
- 「よろしければ」と言ってアプローチする店員を見ると「雑魚め」と心の中で思う
- 思いっきりシンプルな服の接客中に「この服ってデニムに合いますか?」とお客様に質問されて我が耳を疑う
- ネイビーの服を「これは黒でしょ」とお客様から言われて、なかなか信じてもらえずにひと悶着起こる
- 顧客様の名前を思い出せないまま最後までノリきったことがある
- 新卒研修で学んだ内容のうち、店舗で役に立ったことは1割もない。
2.持ち物にまつわるアパレル店員あるある
- 店のスタッフ全員がヘキストマスのイタリアンカラーのメジャーを使っている
- たまにそれ以外のメジャーを使っている販売員を見ると「できる販売員かもしれない」と思ってしまう
- メジャーを首に掛けている姿は実はプロっぽくて格好いいと思っている
- 店のスタッフ全員がロディアのメモ帳を使っている
- たまに黒いロディアを使っている販売員がいると周囲から一目置かれる
- 店のスタッフ全員がパーカーのボールペンを使っている
- 新人が100均のボールペンを持ってきて先輩から注意されるのが春の恒例行事
- ipadが支給されているブランドがちょっと羨ましいけど使いこなせる自信がない
3.試着室にまつわるアパレル店員あるある
- どうやったらそれだけ時間が掛かるんだと思うほど着替えが遅いお客様がいる
- カップルで一緒に試着室に入るお客様がいると変な空気を勝手に感じる
- お直しをする時に「どうか足が無臭であってくれ」と願う
- レディースブランドやキッズブランドに勤めているとお直しの機会が少ないので、たまに来るとビビる
- 「ユニクロは1時間でお直しができるのになんで1週間も掛かるの?」とお客様から嫌味を言われる
- セール期の試着室待ちでお客様に怒られたことが一度はある
4.ストックルームにまつわるアパレル店員あるある
- スペースを空けるために良かれと思って商品移動をしたのに「使いにくい」と文句を言われる
- 大量入荷が続く時期には「入荷数をもっと分散してくれ」と本社MDを恨む
- 棚卸しで差異が出た時のストック担当の責められ方は異常
- ストックルームに誰もいないのをいいことにこっそりお土産のお菓子をパクつく
- ヘルプで大型店に行ったときに広いストックを見てマジで羨ましくなる
- でも実際に大型店に異動すると入荷の多さにビビる
- 冬になると空きパッキンを利用してストックを拡張しだす
- でも天井に近づけすぎて消防法違反でデベロッパーから怒られる
- しまいにはモールの廊下まで拡張してデベロッパーから更に怒られる
- ダウンジャケットが大量に入荷した時の絶望感
- ダウンジャケットのボリュームを圧縮するために丸めて保管するがシワになって怒られる
- セール終わりにガラガラのストックを見ると「ずっとこのままでいてくれ」と心から願う
- メンズブランドのストックは部室の匂いがする
- メンズスタッフがたまにレディースのストックに行くといい匂いがしてドキドキする
5.お会計にまつわるアパレル店員あるある
- INFOX以外のクレジット端末の店に異動した時は1ヶ月ぐらい新人並みのレジスキルになる
- クレジット会計が複数回払いの時、いつもの癖で指が勝手に一括払いを押す
- お客様に駐車券を返し忘れて店の前までダッシュで追いかける
- たまに本社スタッフがヘルプで来た時にレジフォローで入って余計な緊張からミスする
6.レジ締めにまつわるアパレル店員あるある
- 閉店時間が遅い店舗のレジ締めは毎日が終電との戦いになる
- コインカウンターの10円と100円は絶対に見た目と1枚ズレる
- しまいには「10円玉はマイナス1、50円玉と500円玉はズレない」など、硬貨の癖を掴み始める
- 棒金をレジカウンターの角で割る自分の姿がプロっぽいと謎のナルシズムを感じる
- そしたら棒金を爆発させて、床を這いつくばって硬貨を探すハメになる
- レジがフリーズした時の本社のシステム担当の心強さは異常
- モールの22時頃は他ブランドと入金機の奪い合いになる
- 差異の犯人が自分だった時はそっと黙っておく
- 実は差異がマイナスのときに自分の財布からお金を足したことがある
- 差異がプラスのときに「差額を自分の財布に入れたら全てが丸く収まる」と思うが、さすがに思いとどまる
- 売り消しの電話を掛けすぎてクレジット会社の人に名前を覚えられる
7.セールにまつわるアパレル店員あるある
- セール初日の朝礼はスタッフで円陣を組んで気合いがマックスになる
- でも開店30分であまりの忙しさに心が折れる
- 気付けば一日中ずっと叫んでいる
- サイズと試着室とトイレの案内しかせずに一日が終わる
- 半裸のボディが1時間ぐらい放置されている
- 棚上や什器の隙間などのありえない場所に商品が置かれている
- 「休憩時間30分ね」と平然と言ってくる店長に殺意を覚える
- 途中から売上とかどうでもよくなって、とにかく嵐が去ることを願うようになる
- いつもは検品は面倒くさいのにセール中はストックにこもれるので嬉しい
- 閉店後の安堵感は異常
- セール期間が終わった途端に風邪をひいて、病は気からを実感する
8.休憩時間にまつわるアパレル店員あるある
- さっき接客したお客様とモールのフードコートで会うと、なんとも言えない空気になる
- モール内の丸亀製麺に週3ぐらいで通っている
- とりあえずご飯を食べながら「ファッション販売」を読む
- 新人時代にストックでカップラーメンを食べて先輩にガチギレされる
- 同性スタッフだけの店舗にいると男女混合で休憩している他ブランドを見て「サークルみたいでいいな」と思ってしまう
- 学生アルバイトを雇っているブランドを見ても「サークルみたいでいいな」と思ってしまう
- スタッフが一緒に休憩にいく文化の店に勤務しているが、正直一人でいきたい。
9.転職にまつわるアパレル店員あるある
- 30歳までに管理職になれなかったら辞めると思っている(た)
- 子供服ブランドに転職したら楽じゃね?って思いがち
- ラグジュアリー系のブランドに転職したら楽じゃね?って思いがち
- 百貨店ブランドに転職したら楽じゃね?って思いがち
- 他ブランドに転職したら大体知ってる人がいる
- なんなら元・自分のブランドで埋め尽くされているショップを知っている
10.スタッフ・同僚のアパレル店員あるある
- 店に一人は社員番号が一桁少ないレジェンド販売員がいる
- 新人を見ると「ダサいな」と思うけど自分の入社当時のセンスを思い出すと死にそうになる
- 新人が入る前には「不器用でもいいから素直な子が入ってきてくれ」と願う
- 店長と副店長はどちらかが優しい人でどちらかが厳しい人
- 異動時期になると自分に異動の噂が出るけど当たった試しが無い
- 鬼店長が自店に異動してこないことをスタッフ全員が心から祈る
- 地方に異動を言い渡された時の絶望感
- 本社スタッフは「変人しか採用しないのか?」と思うぐらい変わり者しかいない
- 特に人事とVMDはヤバい
- 普段メンズフロアで働いてるスタッフがヘルプでレディースに行くと同僚から恨まれる
11.休日にまつわるアパレル店員あるある
- 休日は昼まで寝る
- 連休は嬉しいけどその前の連勤がマジで辛い
- 意図せずに休日の格好が全身、店の服になっていた時は複雑な気分になる
- 美容室に行くと、なぜ美容師の服装はダサいのにお洒落と言われるのか理解できないと思う
- むしろアパレル業界人以外でお洒落な人をほとんど見たことが無い
- 買い物に行くと知らず知らずのうちに店のディスプレイをチェックしている
- 学生時代の友人とは休日が合わないので結局、一人で過ごすか同業者と過ごすことになる
- ていうか恋人がマジでできない
こちらからは以上です。思いついたらまた増やします。
アパレル販売員の皆さん、セールもひと段落で、そろそろ長期休暇が取れるショップも増えてきているかと思います。今のうちにガッツリ羽を伸ばしてくださいね!
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