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雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

ブラック企業に関して実感をもって書けるのは、ブラック企業で働いた者のみ

ブラック企業記事が人気

 

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ブラック企業での過酷な労働に対する記事が、ここ数日ホッテントリ入りしています。そんなトレンドを見ていると、やっぱり世間的に興味や関心を持っている人が多く、かつ、実際にブラックな環境で働いている人が多いのだなと思う訳です。

 

www.recomtank.com

この記事は、かなりのブラックな環境のお話で、読んでいるだけで胃が痛くなるような内容。

 

kopelani.hatenablog.jp

 

この記事は、部分部分はいいことを言っているんですが、

ブラック企業がどんな事を従業員に求めてるのかは知りませんが、経営者もそんなに無茶ブリしてるわけではないのだと思うのです。

これは良くない。いや、んなわけあるかいと。そもそも知らんのに言うなやと。この記事の作者さんもそうなのですが、やっぱり実際にブラック企業で働いたことがある人でないと分からないことや、想像のつかないことがいっぱいあるんですね。

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 経営者はそんなに無茶ブリはしてない。ウソこけ。

 

ちなみにこんな本も最近話題です。

 

私の場合

 

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私は前職がブラックでした。

 

と言っても、今の職場も終電までサビ残で働くことはザラなのですが、出社はやや遅めですし、土日の出勤はほぼありません。もし休日出勤をしても代休の取得が可能ですので、今は恵まれている方ではないでしょうか。

 

前職の場合は、5年ほど勤めていたのですが、最後の1年間が超絶ブラックな環境でした。ラスト1年のタイミングで昇進をして、それからの直属の上司が振ってくる仕事量がとんでもなくて。そこからは職場に泊まり込んで始発まで仮眠なしで働くことが1年の内の七割程度でした。終電に乗れたらラッキーみたいな 笑

帰宅して2,3時間の睡眠時間を取ってまた出社、と言う生活が続いて、さすがに体がヤバいと思って退職しましたが。

 

ただ、この頃の体験談は当時も今も、極力、人には話さないようにしています。と言うのも、一つは不幸自慢みたいになるのが格好悪いと言う気持ちがあること。もう一つは、過去に何人かに相談した際に、素朴にぶつけられる疑問や質問に答えるのが億劫だったため。

 

例えば

「なんでそんなに働かないといけないの?」

「周りの人は誰も助けてくれなかったの?」

「なんで上司の上の人に報告しなかったの?」

「仕事のやり方が悪いからそんなに残業しないといけないんじゃないの?」

 

など。

これは、ブラック企業で働いたことが無い人にとっては、至極真っ当な疑問で、私も実際に自分が体験していなかったら同じように思っていたことかもしれません。

 

今回は、これらの疑問に対する回答をここに記します。当時の私と同じような状況の人が世の中にいたとして、なんとなくでも共感してもらいつつ、少しでもそんな人の心が救われたらなと思いつつ。

 

ブラック企業勤務者へのよくある質問と私の場合の答え

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Q.「なんでそんなに働かないといけないの?」

 

単純に人手が足りないからです。仮に、どれだけ卓越したスキルがある人がやったとしても最低で15時間の工数が必要な仕事があったとします。それを2人でやれば7時間半で終わりますが、1人でやらないといけないので、その分を泊まり込み残業で埋めることになります。本当に単純な話なんです。

これをやらないと、翌日に上司から叱責される+次の日以降にその仕事が持ち越されます。ちなみに、家に持ち帰れる類の職種ではありませんでしたので、確実に職場で完遂させる必要があります。

 

 

Q.「周りの人は誰も助けてくれなかったの?」

 何回か助けを求めたことはありましたが、どれだけ優しく、慈悲深い人であっても、終電を逃してまで他人を手伝おうとする人はいません。

また、担当が割とハッキリと分けられている職場だったので、私も含めて自分の担当外のことには興味を持ちづらかったと言う面もあります。なので、私が朝まで残って仕事をしていることをそもそも知らない人も多かったです。

 

Q.「なんで上司の上の人に報告しなかったの?」

 解決しないからです。

下の質問とも少し関連しますが、問題を報告しても、最終的には「お前の仕事の生産性が低い」「スケジュール管理ができていない」と言う話になってしまいます。これはもう、十中八九そうなります。

こうなると何がまずいって、こちらと相手の論点が完全にずれてしまっているんですよね。こっちが話しているのは、どれだけ卓越したスキルがある人がやったとしても最低で15時間の(略

なのに、相手は「君はなんで5時間で終わる仕事に15時間掛けているんだ」と本気で思っている状態なのです。何が問題かって、上司が自分の振った仕事の作業量を全く把握していないのですね。そもそもの必要な工数の認識が全く違う。

 

じゃあ、それだけの時間が必要な作業なのだと説明して分かってもらえばいいじゃないかと言う声が聞こえてきそうですが、実際に論理的にその説明をしても「そんなわけが無い」(根拠のない否定)、「俺がやってた頃はそれぐらいでできた」(過去の美化。もしくはハッタリ)、「じゃあどうするの?」(論点のすり替え)。「最初から終わらないと思っているから終わらない」(精神論)などで潰されるのがオチです。それでもこちらが納得しなければ、最終的には役職を降ろされるか、査定時の評価に響くでしょう。

 

Q.「仕事のやり方が悪いからそんなに残業しないといけないんじゃないの?」

これは上記質問と同じ。

どれだけ卓越したスキルがある人がやったとしても最低で15時間の(略

 

よく「残業するやつは要領が悪いやつだ」「残業してるやつに限ってダラダラ仕事をしている」みたいな話ってあるじゃないですか。これって、職場によっては当てはまるところもあるのだと思いますし、実際そう言うタイプの人もいるでしょう。ただ、これと逆の場合も多いかなと思っていて、つまり「なまじスキルがあるからどんどん仕事を与えられてしまって、結果的に残業が増える」パターン。もしくは正直者がバカを見るパターンと言いますか、手を挙げた者負けパターンと言いますか。

 

タチが悪いのは上司には悪気がないところ

 

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このような仕事の振り方をしている上司は、必ずしも意図的に部下を残業させているわけではありません。上述したように、とにかく壊滅的に必要工数の読みがヘタなのです。だから、残業している部下を見ても、なぜそんなに残業しているのかが理解できない。だって、15時間掛かる仕事を5時間で終わるのだと本気で思っているのですから。このタイプは、分かった上で無茶ぶりしている人よりもタチが悪いとも言えて、本人に自覚が無い分、振られるタスクが風船のようにどんどん膨らんでいきます。

 

 

結局は退職するのが一番

 とにかくそんなブラック企業で働いている人は退職しましょう。私も働いている間は退職のタイミングをずっと悩んでいました。転職活動をする時間も無いほど働いていましたし、転職回数が増えるデメリットも頭をよぎりました。同僚に迷惑を掛けると言う思いもありました。

でも結局、自分の心や体の健康には代えられないと思うようになり、そこから退職までは早かったですね。

 

その時の自分の決断は圧倒的に正しかったと今でも思えます。もっと早く決断しておけばよかったと思うぐらいに。と言うことで、とにかくブラック企業からは一刻も早く脱出しましょう。

 

それでは今日はこのあたりで。

当ブログは、アパレル業界から広告業界に転職した管理人が、ファッション、音楽、映画、文学、アニメなどサブカル全般について書いています。
気が向いたときにだけ更新してるうちにまとまりの無い雑記ブログになりました