雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

アパレル販売員を一生の仕事にしたい人が確認すべき3つのポイント

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アパレル販売員は一生続けられない?そんな不安を持つ人のために 

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アパレル販売員にとっては30歳前後が一つの分岐点です。30代になると体力的な面で無理がきかなくなること、給与面での不安、土日や祝日に休みが取れないことなどが主な原因ですが、かく言う私も30代になってから、上記の理由で土日休みの異業種に転職をしました。

ただ、中には「30代・40代でも接客の道をずっと極めていきたい」「アパレル販売を一生の仕事にしたい」「て言うか体力とか全然余裕」と言うパワフルな販売員も沢山います。中には「店長・副店長なんか頼まれてもやりたくない。とにかくずっと接客をしていたい」と言う生粋のセールスパーソンも。

店長へキャリアアップしたり、ブランド本社のジョブに就く。それは確かにアパレルでは王道の出世ルートです。でも、その道に興味が無い人、販売員を一生の仕事にしてこの道を極めたいと思っている人は、どうやってキャリアアップを図ればいいのでしょうか?

一生販売員をやっていきたい人の考えの一助になるように考えてみました。

 

 

今の職場がアパレル販売員を一生続けられるブランドかどうか?3つのチェックポイント

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販売員を一生続けたいと思っているあなたに、まずは3つの質問です。

 

  1. アパレル販売員のあなたが所属しているブランドの顧客の年齢層は高いですか?
  2. あなたの周りに40歳以上で接客のジョブに就いている先輩はいますか?
  3. その人はスキルに見合った給料をもらっていますか?

 

この質問に対して、すべて「YES」と答えられる人はとても恵まれています。あなたの所属するブランドやお客様には、ベテランの販売員を受け入れてくれる土壌があります。そして、あなたにとって目指すべきロールモデルとなる先輩が身近にいるのです。

 

では、なぜこの3つの質問が、アパレル販売員を一生続けられるかどうかを判断する基準になるのか?を、一つずつ解説していきます。

 

お客様の年齢層が高いブランドに多くのベテラン販売員が所属する理由

 

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質問1:アパレル販売員のあなたが所属しているブランドの顧客の年齢層は高いですか?

 

まず先に誤解の無いように説明しておくと、本物の接客スキルを持っている販売員であれば、お客様の年齢が何歳であろうが、商品を売ることは可能です。「売る販売員」って言うのはそう言うものです。だから、たまに聞く「お客様と年齢が離れると服が売れなくなる」って言うのは、販売の現場に立ったことが無い人がテキトウに言うウソです。

でも、イメージしてみてください。10代や20代前半をターゲットにしたギャル系ブランドで40代・50代の販売員を見たことがありませんよね。

これって、お客さんがベテランに対してそっぽを向くから売れなくなるわけでは無く、その販売員自身のモチベーションが保てなくなるからなんです。自分のファッションの好みやライフスタイルが年齢とともに変化していく中で、本当にずっとギャル服を着続けられるのか?自社の商品を好きでいられるのか?そこがポイントです。

では、逆にベテラン販売員が沢山いそうなアパレル店舗をイメージしてみましょう。

オーダーメイドのスーツブランド、ファミリー向けブランド、外資系ラグジュアリーブランド、百貨店…そんなショップで豊富な知識と経験を武器に働くおじ様の販売員や、いつも笑顔で輝いているママ販売員など、見掛けたことがある人も多いのではないでしょうか。

もし、アパレル販売員を一生続けたいと思っているあなたが、身近に自分のロールモデルとなる先輩を見つけられないのであれば、休日に一度、そんな目で他社で働いている販売員を見てみるのもヒントになります。

あくまで一般論としてですが、ラグジュアリーブランドに代表されるように、顧客の年齢層が高いブランドの方がアパレル販売員としてのステータスが高く、待遇も良い場合が多いです。今所属しているブランドだけにこだわらずに、販売員と言う大きな枠で自分のやりたい仕事を捉え、この仕事を一生続けるための道を考えてみてください。

 

ブランドによって違うベテラン販売員に対する考え方

 

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質問2:あなたの周りに40歳以上で接客のジョブに就いている先輩はいますか?

 

悲しいかな「アパレル販売員は使い捨て」と言う意見を目にすることがあります。

いやいや、そんなこと無いよと反発したい気持ちもありつつ、そう言った考えのブランドが少なからず存在することも事実。特にレディースブランドに多いのですが、極論「どうせ店長や本社に出世できない販売員は辞めていくんだから若いうちに働かせるだけ働かせろ」と言う考えを持っているブランドです。ここには「女性は結婚したら辞めてしまうんだから…」と言う性差別の意図が加わっている場合も少なくありません。

いくらなんでもそんなことを大っぴらに発言するようなブランドは存在しないと思いますが、会社の体制や、福利厚生、用意しているキャリアパスが言外にその気持ちを表してしまっている例は、ごまんと存在します。

例えば、接客を極めたい販売員が就ける接客トレーナーのようなポジションは用意されているのか?長く販売員を続けたい女性のために産休・育休制度が存在するのか?そしてその制度を実際に取得したケースが多く存在するのか?(産休・育休制度が名ばかりになっている企業はアパレルに限らずに日本中にあります)

これだけ女性の社会進出が当たり前になって、性別に縛られないライフスタイルを男女ともに歩めるようになっている時代においても、こんな前時代的な考えを持ったブランドが存在することに対して、アパレルの世界で働く者として危機感を感じますが、話が脇道に逸れるので一旦この怒りは置いておいて。。

 

つまり、質問2の意図はこうです。

「販売員を一生の仕事にしたい」と言う気持ちを持ったスタッフを応援する体制を持ち、その気持ちやスキルに見合ったポジションを会社が用意しているのか?」

その社内体制が整ったブランドは自ずと、ベテラン販売員が多く在籍する場所となります。

今あなたが働くブランドはどうですか?

 

ポジションは変わらなくても接客スキルそのものを評価してくれるブランドも

質問3:その人(あなたの周りのベテラン販売員)はスキルに見合った給料をもらっていますか?

 

最後の質問です。

仮にあなたの所属するブランドが、質問1,2に合致する。つまり、今よりも年齢が高くなっても愛し続けられるブランドで、40代以上のロールモデルとなるベテラン販売員が身近にいるような恵まれた状況だったとして。

その先輩はしっかりとした給料をもらっていますか?

この質問の意図はこうです。「例え昇進しなくても、ヒラとして会社の売上に数字で貢献していればしっかりとした給料がもらえるブランドなのか?」

と言うのも、販売トレーナーなどの接客を極めるための上級ポジションがあったとしても、それはそれは狭い道です。本社で1名しかそのポジションが無いなんてことも珍しくありません。

 せっかくベテランの販売員が働き続ける体制があるブランドであっても、昇進しなければ給料が一向に上がらない、なんてことであれば生活そのものが立ち行かなくなります。むしろ、諦めが付かないまま飼い殺しのような状態にハマる恐れがある分、タチが悪いかも。。

  

「販売員がブランドの主役」と考える某セレクトショップの場合

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ここで一つ例を出すと、私はとある大手セレクトショップで勤務していたのですが、競合にあたる某社は、販売員に対する待遇がしっかりしていることで、業界内でも有名です。

私の元先輩は3,4年前にそちらに転職している(国内大手のセレクトショップ上位10社程度は、全部同じ会社かってぐらいにブランド間の異動が頻繁)のですが、実際にお店に遊びにいくと、20代前半の新卒であろうスタッフから50代前後のベテランまで、バランスよく店頭に立っている光景を見掛けます。

40代に差し掛かろうかと言うその元先輩に以前聞いたのは、会社の中で販売員が主役であると言う考えが徹底されていて、個人売りを上げたり後輩を育成したり、と言ったブランドへの貢献度が高い販売員は、例え役職の無いヒラであっても、毎年かなりの額の昇給をするそうです。中には店長・副店長の給料を凌ぐ<スーパー販売員>も全国に何名かいるそうです!

さすがに具体的な数字までは聞けませんでしたが、本人曰く「他の仕事をしてる同年代の友人ほどじゃないけど嫁さんと子供2人を養ってける程度」には給料をもらっているそう。

残念ながら私がいたブランドでは難しかったですが、ブランドによっては「アパレル販売員を一生の仕事にする」と言うのが実現可能な職場もあるってことです。

 

まとめ:「販売員を一生の仕事にしたい!」と思うなら今のブランドをよく見つめなおして

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アパレル販売員を一生の仕事にしたい人のために、確認してほしいチェックポイントと、私の身近にあったモデルケースを紹介しました。

今自分が働いているブランドを改めて見つめなおすことで、これから販売員として、さらなるのキャリアを歩むための参考になさってくださいね。

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気が向いたときにだけ更新してるうちにまとまりの無い雑記ブログになりました