雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

学生・主婦にアパレルのアルバイトのおすすめポイントと注意点を伝授する

▼2020年4月追記

コロナウイルスの流行にともなう緊急事態宣言の発令に合わせて、しばらくお休みしていたブログを再開しています。

こちらの記事を書いたのは2年以上前ですが、今やアパレル業界では倒産を間近に控えた会社が激増。生き残ったブランドもリアル店舗は完全に縮小してECシフトの流れが確定的になりました。この記事に書いている内容も2020年現在では古い情報になってしまったと感じています。

ということで、現在の状況について書いた下記記事も、合わせてご一読ください。

 

【必読】緊急事態宣言の発令に寄せて

 (追記ここまで)

 

アパレル販売は学生・主婦のバイトNGばかり、というわけでもない

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先日、妻の友人から「アパレルでバイトしたいんだけどアパレル未経験の主婦でもできるの?」という相談を受けました(私も妻も、元アパレル販売員なので)。

彼女いわく、アパレルは飲食などの他の接客業に比べて、社員ばかりの職場っていうイメージがあるようで、たまにタウンワーク的なものでバイトの求人を見つけても「週5日フルタイムで」など、フリーター向けの条件が多いとのこと。

まあ確かに、社員だけで固めているブランドが多いのも事実ですが、最近はショッピングモールも増えて、単純にアパレル店舗の数自体が増えている=販売員の求人数自体が増えてるっていう状況なので、主婦OKの求人も結構多いです。

というようなことに加えて、アパレルのバイトはどんな感じの雰囲気で、入ったら最初にどんな仕事をするのか、などの質問に答えたのですが、その数日後には彼女は某北欧系ファストファッションブランドでパートを始めることになったそうです。

ちなみに、これと同様の質問を、姪っ子(大学生)からも聞かれたことがあったのですが、そのときも同じような答えをして、数日後には、宮崎あおいさんがモデルの某ブランドでバイトを始めていました。

人に聞く前にもっと検索しなさいと思わないでもないですが 笑 ともあれ、二人とも楽しくアパレルの仕事を今もしているようです。

 

アパレルのプロ目線でアパレルバイトを学生さん、主婦さん向けに解説します!

アパレルのバイトというと、イケてる人ばっかりが働いてる気がして敷居が高く感じてしまったり、そもそも自分の働きたいブランドのバイトをどうやったら見つけられるのかが分からないとかっていう、バイトに応募する前の段階で尻込みしてしまう人が多いのではないかと思います。

まあ、実際はアパレルのバイトって、そこまでイケてる人ばっかりでもない(むしろちょっと根暗っぽいサブカル系の子とかが多いです)ですし、バイト先はアパレルに強い求人サイトを使えばいいだけなので、そんなに悩むことでもないです。

 

そんなこんなを踏まえて、今回はアパレルのアルバイト・パートをしたい学生さんや主婦さん向けに、アパレルバイトってこんなだよーっていう解説をします。

私は10年ほどアパレルで働いていて、バイトも多く在籍するブランドの大型店舗で副店長をしていた経験もあります。たぶん日本中のどのアパレルのお仕事ブログよりも情報は正確なはずです!

※ていうか、アパレルの体験談とか口コミ系のサイトってほぼ全部、アパレルの仕事を経験したことがない人が書いてるウソしか載ってないです。一回、笑ったのが「アパレルの職場は着こなしに厳しい。ロールアップは禁止」って書いてたブログ。そんなブランド聞いたことねえよ!書いてるやつマジでファッションに興味ないおっさんだろ!

 

ガチでゴリゴリのアパレル業界の人間が、今回は全力でアパレルバイトをおすすめしたいと思います!

 

学生・主婦にアパレルのアルバイトをおすすめする理由は3つある!

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「え、学生(主婦)なのにアパレルで働いてるの?お洒落だねー」と言われまくり鼻高々

きっとこれを読んだあなたは、なんと浅はかな意見だと思ったでしょう。ええ、私もそう思います。

でもね、自分も学生時代にアパレルでバイトしてましたけど、やっぱ「すごいね」って認めてもらえたら嬉しいじゃないですか。初対面の異性とかに「居酒屋でバイトしてます」っていうよりも「アパレルでバイトしてます」って言えた方が格好いいじゃないですか! 自意識過剰かもですが、その気持ちを私は否定せずに、そっと抱きしめたいと思います。

そして次の項目とも関係しますが、アパレルで働くと必然的に、自分のオシャレ度がめっちゃパワーアップします。

お店に入ったときは野暮ったかったのに、働いているうちにかっこよく・かわいくなっていくアルバイトたちを、男女ともにたくさん見てきた私が言うんだから間違いありません。 社員や先輩でおしゃれな人たちがいっぱいいるので、雑誌を読んだりSNSを見るよりも、生のお手本がいっぱいいるわけです。

アパレルで働いてると、ただ自慢できるぜーっていうだけじゃなくて、実際にセンスが磨かれて、それまでよりもファッションを楽しめるようになりますよ!

 

学生・主婦のバイトとしては時給が高い!しかも社員割引も

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アパレル業界は正社員だと割と薄給な仕事なのですが、バイトやパートの時給は比較的高いです。

地域にもよりますが、郊外でも時給900円以上スタートのブランドが多く、学生や主婦のバイト・パートとしては、結構割りのいいお仕事ですよね。

しかも、ほとんどのブランドでは、アルバイトでも社員割引が使えます。社割は、大抵のブランドは新作でもあっても定価の50%OFFで、セレクトショップなどではインポート商品のみ30~40%OFF程度が多いです。

なので、普段から買い物をよくするブランドで働いた場合は、バイト代が稼げる上に、好きな服が安く買える、といいことづくめ!…と言いたいところなのですが、社割には注意点もあります。

 

【重要】「お店で着るための服を買う」ことを、経済的にシビアな学生・主婦が許容できるか問題

ショップ店員は、お客様におしゃれを提案しないといけません。そして、お店のお洋服を売るのがお仕事です。これは、どれだけきれいごとで取り繕っても否定できない事実です。そのためには、スタッフがお店のアイテムをおしゃれに着こなしていることは、最低限の条件と言えます。

なのですが。

この、"お店で着るための服を買う"ことを、「やったー好きな服が安く買える」とポジティブに捉えるか、「えーマジかよ。服買わされんのかよ」とネガティブに捉えるかで、アパレルのバイトが楽しめるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

だからこそ、自分が好きだと思えるアイテムを扱うブランドで働くことが大切です。

特に子育て中の主婦さんの場合は、家計のためにパートをしている方も多いため、このあたりはシビアに考えた方が、あとから後悔することになりかねません。

 

抜け道としてクツ屋、カバン屋、メガネ屋、子供服ブランドなどで働くのも手段の一つ

でも、好きなブランドのバイト求人なんて上手いこと出てないよ、と言う人への解決策が一つあります。それは、同じファッション業界であっても、全身をお店のアイテムでコーディネートしなくてもいい業態で働くことです。

例えばスニーカーショップ、バッグのブランド、メガネ屋さん。そして、意外と穴場がベビーやキッズなどの子供服ブランドです(キッズサイズは着たくても着れないですもんね)。

ただ、店の服を買いたくないからって、興味がないのに、これらのお店で働くというのも本末転倒です。あくまで、これらのお店のアイテムや仕事に興味があることが前提で考えてくださいね。

 

学生さんにとって大切な職場恋愛はあります。ソースは俺

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主婦の方には関係ない話(まあアパレルって主婦の不倫も多いですが 笑)なので、スルーで。

アパレルの店舗は、メンズ専門ブランド、レディース専門ブランドだと、スタッフはほぼ同性になりますが、男女混合のブランドであれば、いい感じの男女グループ感があります。

働いている人たちは、やっぱり見た目もかっこいい人、かわいい人が多いので、「バイト先で恋人を作るんだ」と意気込む人にとってはいい職場と言えるんじゃないでしょうか。

まあ実際に、アパレルってアルバイトに限らず、職場恋愛が本当に多くて、社員同士の結婚も多いですし、社員と元アルバイトが結婚するパターンも多いです。アパレルの人は手が早い、とかの話ではなくて、チーム意識を持って一緒に頑張る文化が、自然とそうさせるのかなと思ったりはしますが。

ちなみに私も非モテクソ野郎だったんですが、学生時代のアパレルのバイト先で彼女ができたものです 笑

 

注意:アパレルのアルバイトの仕事は華やかでおしゃれ。だけではありません!

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アパレルのアルバイトの仕事と言えば、店頭に立ってお客さんを接客するイメージが先行しますが、実際は、それ以外の裏方の仕事も沢山あります。

特にアルバイトのスタッフが駆り出されがちなのは、ストック関係の仕事。

アパレル店舗では、日々売れていく洋服に対して補充の入荷が入りますが、それらの補充商品は、一つ一つがビニール袋に入れられ、ダンボールにパンパンに詰まって届くわけです。

 

ストック業務はアパレルのとても大切な仕事。アルバイトは重宝されがち

これらの商品をダンボールから引っ張り出し、ビニール袋を剥いて、店頭に品出しする。もしくはストックにしまい込むという作業が必要です。

この「袋ムキ」「しまい込み」と呼ばれたりする作業は、完全に肉体労働ですが、男も女も関係なく、アパレルで働く人は必ず当たり前に経験する業務です。

この業務がないと、お店で売る服が正常に供給されず、お客様の手元に商品を届けることができなくなるため、アパレルショップの生命線と言えます。

場合によっては、一日の勤務がこれらのバックヤードの仕事だけで終わることもあります。 店頭でお洋服を売る接客だけがアパレルの仕事だと思ってアルバイトを始めると、このギャップに戸惑う人も多いので、先に想定しておいてくださいね。

 

最強にチームワークを感じることができるのも裏方の仕事ならでは

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ただ、これらの業務もツライだけではありません。裏方の仕事は社員さんからとても感謝してもらえますし、複数名のアルバイトで行うときは、体育会系の部活的なチームワークを感じることができます

何分で終わらせるぞ!という目標に対して、皆で向かって仕事ができるのは、これらの裏方の仕事ならではの楽しさでもあります。

華やかな世界の裏に地味な側面があるのは当然なので、これもアパレルの大切な仕事だと思って励んでもらえると、アパレルおじさんとしては嬉しいですねー。

 

アパレルの学生・主婦バイトに求められるスキル

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やっぱりトークスキル・コミュニケーション能力は必要です

これは、接客業をするなら当然ですよね。

社員以上の接客スキルを期待されることは無いにしても、来店されるお客様に話し掛けることができて、しっかりと商品をおすすめすることができるだけのトークスキルは必要です。

そのためには、店の商品やお洋服のことを知っていないといけないですし、上手く会話できるように練習もしないといけません。例えば、先輩の社員さんにお客様役をやってもらって実際に接客をする"ロールプレイング"と呼ばれるトレーニングは、アパレルの定番です。

ただ、入ってすぐのアルバイトにいきなり高いレベルは期待されていないので、少しずつ知識やスキルを身に着けていけば大丈夫です。安心してください。

 

何より大切なのは「好き」な気持ち

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少し精神論みたいになりますが、結局一番大切なのは、これなんですよ。

接客業は、スタッフのテンションがそのまま出てしまう仕事なので、接客が好き、ファッションが好き、お店の商品が好きなどの「好き」っていう気持ち、「楽しい」っていう前向きなテンションで仕事しているときが一番いいパフォーマンスを出せるんです。

知識やスキルでは社員さんや先輩に勝てなくても、好きな気持ちでは負けないっていうぐらい、ポジティブに仕事ができる人は、絶対に伸びますし、重宝されます。 

 

働ける地域が限定される学生・主婦だからこそ考えたい。どこの地域で働くか?

アパレルのアルバイト先を決めるにあたって、どこの地域にあるお店で働くか?も考えないといけません。

例えば 学生さんの場合だと、以下の選択肢が考えられます。

  • 家の近所にあるお店
  • 学校の近くにあるお店
  • 通学の経由駅にあるお店

地元なら通勤時間を考えずに楽に働ける

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地元のショッピングモールはねらい目ですが知り合いが絶対にいる

自分の働きたいブランドが地元にもある場合は、やっぱり近所で働けるのは楽ですよね。 通勤のために時間も掛かりませんし、例えば少し遅めの時間のシフトでも入ることができるので、お店からも重宝されます。

ただ、自分の働きたいブランドが近所に無かったり、そもそも家の近所には商業施設なんて無いよーっていう人にとっては、選択肢に入りません。

それ以外にも、地元のお店だと知り合いがいっぱい来るから、接客してるところを見られるのが恥ずかしいと思う人も多いですよね。まあ、接客業をやろうと思うと、多かれ少なかれ覚悟しておかないといけないことではありますが、知り合いとの遭遇が気になるシャイボーイ、シャイガールは、家から離れた場所で探しましょう。

 

本当にオシャレな環境を求める学生さん、主婦さんは大都市一択

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おしゃれ度も仕事もハイレベルな大都市の大型店舗

全国展開しているアパレルブランドの場合は、都市部の店舗と郊外の店舗では文化が全く違います

私は社員として、大都市の大規模店舗と、郊外の小規模店舗の両方で働いたことがありますが、アルバイトのおしゃれさや本気度も全く違いました。

郊外のお店は、見た目的にも、仕事に対する意識も、良くも悪くも学生らしい子たちが多かったです。それこそ、飲食やコンビニでバイトする延長線上として、アパレルでバイトしている感覚と言いますか。。

大都市圏にある大型店舗に関しては、お店の教育レベルがそもそも高いこともあり、学生さんや主婦さんでもプロ意識を持って働く人が多いです。

学生さんで「就活でアパレルの仕事に就きたいので、今のうちから経験しておきたいんです」「三度の飯よりファッションが好きなんです」と言った子たちだったり、主婦さんで「元々アパレルの仕事をしていたので、経験を活かせるパートを探していました」など、ポテンシャルの高いアルバイトがたくさん在籍しています。

ユニクロとかでも、地元の店よりも大都市の店の方が、スタッフさんもおしゃれだし、キビキビしてますよね?それと一緒です。

 

働きやすさを重視するなら地元の店舗で。高いレベルを求めるなら大都市の店舗でバイトする

ということで、どこの地域でアパレルバイトを探すのか?は、自分がそこでのバイトに何を求めるのかをよく考えて決めましょう。

地元の店舗なら通勤が楽で働きやすいですし、都市圏の店舗であれば、よりおしゃれで高いレベルで働くことができます。特に、アパレル業界への就活対策でのバイトを考えている人にとっては、都市圏の大型店舗の方が経験値やスキルが身に付くので、おすすめです。 

 

学生や主婦でも働けるアパレルブランドの探し方 

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スマホで応募完了する いい時代です

どこで働くかを決めても、そもそも興味のあるブランドが、アルバイトはフリーターなどの週5で入れる人しか雇っていなかったら意味がありません。

正社員の働き口に比べて、アパレルでバイトというと、どうしても勤務可能なブランドは減ってしまうのは事実です。さらに、学生可・主婦可のアパレルバイトは希少です。

限られた選択肢の中から選ぶしかないわけですが、まずはアルバイトの求人サイトで探してみましょう。

恐らく、アパレル関連の掲載が多いのはマッハバイト のはずです。実際に、私が勤めてたブランドもマッハバイト(旧:ジョブセンス)経由でいつもアルバイトやパートを集めていたので。

なので、今回はマッハバイトのスマホ版サイトのスクショを使って、効率的な探し方を解説していきます。

 

>>マッハバイト

 

トップページからまずは勤務先の地域選択

まずは上記リンクからトップページに行ったら、地域の選択画面になります。(過去にマッハバイト/ ジョブセンスを利用したことがある人は、ブラウザに以前の履歴が残っているので、地域が選択済みの状態になる場合もあります)。

 

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フリーワード検索で「アパレル 学生(主婦)」と入力して検索

ここで、「アパレル」だけで検索すると、フルタイム勤務の募集中心のアパレル店舗もたくさん検索に引っ掛かるので注意。

 

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件数が多すぎて選びきれないので絞り込みます

アパレルバイトの案件が日本一多い東京で選んだからってのもありますが、今回は2397件という、とんでもない数が引っ掛かってしまいました。

ということで、絞り込み検索を行います。

検索結果の画面を少し下にスクロールすると、画面上からぴょこっと出てくるメニューの「条件変更」をタップ。

 

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地域の絞り込みをしつつ「派遣バイトを除く」にチェック

詳細条件を指定して絞り込んでいきます。

  • 「エリア」で市区町村や最寄り駅を選ぶ。
  • その他条件の「派遣バイトを除く」にチェック

の、2つである程度絞れるはず、

※主婦さんなどで、派遣バイトも選択肢に入っている人は「派遣バイトを除く」のチェック不要です。

 

気になる求人はどんどんキープしてあとから比較

絞り込んでもそれなりの数の求人が出るはずなので、求人情報の右側の☆マークでキープしておきましょう。

特に、アパレルと並行して飲食や雑貨など他の接客業も探している人は、比較する求人が膨大な数になる場合もあるので、キープ機能は必須です。

 

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アパレルの仕事自体は世の中に沢山ありますが、学生可・主婦可のバイト先となると、かなり限られます。一つ一つの求人をまじめに見ていくと、自分に条件が合わないところを何度もチェックすることになってしまい、手間です。

なので、こんな感じでしっかりと絞り込みながら検索していくと効率的に見つけられますよ。

マッハバイトよりは少ないですが、バイトル!も比較的アパレルのバイト先が載っているので、合わせてチェックしてみてくださいね。

 

アパレルのバイトに応募すると、次はいよいよ実際にお店で面接が行われます。

続いては、面接に持っていく履歴書の書き方や服装、面接内容などについて解説していきます。

 

いざ面接!アパレルバイトの履歴書の書き方

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面接が決まれば、いよいよここからが本番です。

まずは面接に持っていく履歴書の準備から始めましょう。用意する書式に関しては、コンビニや100均に売っている一般的なもので問題ありません。貼り付ける証明写真は私服のものでOKです。

 

履歴書は面接の質問の材料になることに注意

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まず、WEB応募のアルバイトでは、履歴書に関しては、合否を左右するほどの重要な役割を持ちません。丁寧な字でありのままを書けば、特に問題ありません。

ただ、面接中に、履歴書に書かれている事項に対して質問がくることが多いという点には留意しておきましょう。

例えば、志望理由や自己PRの欄に「前まで接客のアルバイトをしていました」と書けば「前のアルバイトは接客業とのことですが、何のお店でしたか?」とか「接客で気を付けていたことはありますか?」とか。

これは高等テク 笑 ですが、履歴書の記載事項に、面接官が質問をする余地をわざと残して、あらかじめ質問事項を想定しておくこともできます。なんでもかんでも文章で説明しようとするよりも、履歴書は触りだけ。詳しくは面接時に口頭で、ぐらいの気持ちでいましょう。

 

アパレルバイトの面接時の服装はイチにおしゃれ

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当然ながらアパレルバイトの面接の服装は私服です

よほど堅いバイト先以外で、バイトの面接にスーツで来る人は少ないとは思いますが、当然アパレルも同様です(スーツ屋さんを除く)。というか、アパレル業界は、新卒や中途採用などの正社員の面接であっても9割は私服推奨です。

じゃあどんな服を着ていったらええねん?となるわけですが、簡単に言えば「おしゃれならなんでもOK」となります。

アパレルで働こうと思う以上、ファッションやおしゃれに興味があるわけで、その気持ちをそのまま服装にぶつければ問題ありません。

 

欲を言えばブランドに合ったおしゃれを意識したい

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ただ、この「おしゃれ」っていうのが曲者で、ブランドによっておしゃれの基準が違うっていうのは想像つくでしょうか?

少し極端な例を出すと、マリメッコが考えるおしゃれと、マウジーが考えるおしゃれってベクトルが違います。あなたがこの2ブランドのバイトに面接にいくとして(日本中にそんな極端な好みの人はいないと思いますが)、同じ格好でいきますか?

もう少し細かい例を挙げると、H&M・ZARA・GAP・FOREVER21・ユニクロ。大型SPAっていうポジショニングは似てますが、それぞれのブランドのテイストって違います。

ビームス・シップス・ユナイテッドアローズ・ジャーナルスタンダード・バーニーズニューヨーク・トゥモローランド。大手セレクトショップっていうポジショニングは一緒ですが、こちらもやはりすべてのブランドでテイストが違います。

バイトの面接で、そこまでのレベルを求めるところも少ないですが、後述する面接の質問で「今日の服装のポイントを教えてください」っていうのは、かなりの確率で聞かれる質問なので、そのときにちゃんと面接先のブランドを意識できていれば好印象です。

ということで、自分が受けるブランドに合った服装を選べるとなおグッドですね。

 

アパレルの面接は仮想接客。質問への答えは明確に

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アパレル販売員のアルバイトは、店頭に立ちお客様に接客をするのがメイン業務です。

面接官は「この人を店頭に立たせて、ちゃんとお客様とスムーズに接客や会話ができるか?」という観点で面接をします。

そのため、事前に準備ができる面接の場で、質問に対して的外れな答えをしてしまっているようであれば(緊張している点を差し引いたとしても)、店頭に立たせるのは厳しいなという判断になります。

面接で聞かれる質問はある程度決まっているので、事前にある程度の予習をしておけば間違いありません。逆に言えば、事前に予習をしてきて、ちゃんと答えられたのに落ちる場合は、そのブランドに縁がなかったと諦めましょう。

 

アパレルバイトの面接で聞かれる質問集

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Q.簡単に自己紹介をしてください

名前・年齢・職歴(学歴・バイト歴)などを1分以内程度で。余裕があれば今日の面接への意気込みも一言だけ付けてもOKです。

ここで志望動機や自己PRを一緒に話す必要はありません。あくまで、自己紹介です。

Q.なぜアパレルのアルバイトをしたいと思ったのですか?

いわゆる志望動機です。

色々あるアルバイトの中でアパレル業界を選んだ理由を答えてください。「それって飲食とかの接客業でもできることですよね?」って突っ込まれないような答えが望ましいです。

あなたが「接客がしたい」でなく「アパレルの接客がしたい」理由って何ですか?

Q.なぜうちのブランドでアルバイトをしたいと思ってのたですか?

志望動機その2。

沢山のブランドがある中で、そのブランドでないといけない理由は?そのブランドが作る洋服なのか、そのブランドのサービスなのか、他とは違う部分に魅力を感じたエピソードなどがあればいいですね。

Q.今日のファッションのポイントを教えてください

アパレル業界特有の質問です。正社員の面接でもよく聞かれます。

これこそが仮想接客で、お客様へのアイテムやコーディネートの提案力がそのまま試されてるわけです。

おしゃれが好きであれば「なんとなくこの格好にしました」ではなく、その服を選んで、合わせた理由があるはず(無い人は根本的におしゃれに向いてないです)。

別に難しい言葉や専門用語を使わなくてもいいので、自分の言葉で表現してください。

Q.あなたの長所を教えてください(自己PRはありますか?)

自己PRです。

自分を大きく見せすぎるのも考えものですが、変に謙遜しすぎてもアピールになりません。

アパレルや接客の経験者であれば、しっかりと自分のスキルをアピールすればOKですが、未経験の場合は「ファッションが好き」「そのブランドが好き」「人と会話するのが好き」など、好きな気持ちなら誰にも負けないことをアピールしてください。

ただ、好きというだけでなく、「好きな気持ちがあるからお客様に対しても〇〇できます」っていう風につなげられたらなおグッドです。

 

面接に落ちた=アパレルに向いていない。ではない

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面接を終えて、あとは合否を待つばかり(その場で決まる場合もありますね)ですが、アパレルのバイトは人気があり、競争率が高いことも事実です。

お店が採用したい人数が数名なのに、経験者が多く応募してきた場合などはどうしても未経験の学生さんなどは相対評価で落とされてしまいます。なので、落ちたからといって一概に、自分がアパレルに向いてないって早合点する必要はありません。

さすがに、3つも4つも続けて落ちた場合は、面接の受け答えを見直す必要はありますが、まずはいくつか連続で受けてみましょう。

面接で緊張してしまうっていう人の場合は、複数回面接をすることで徐々に慣れてくるっていうのもあります。

 

アパレルに憧れがある学生・主婦は、まずは飛びこんでみることが大事

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ということで、学生・主婦がアパレルのアルバイトするときに考えたいことについて色々と書きました。

おしゃれな環境で働いてセンスが磨けるバイト先ではありますが、決して楽しいことばかりではありません。

それでも、アパレルで働いてみたいんだ!っていう気持ちを持っている学生・主婦の方は、今の気持ちを大切に、まずはアパレル業界に飛び込んでみてください

私も、学生時代にアパレルのバイトをしていたことで、その魅力にハマって、就職もアパレル業界にしようと決意できました。人生に関わる決断を、アルバイトがきっかけでできることって、なかなか無いことですけど、それだけ当時のバイトが楽しかったんですよね。

今はもうアパレル業界から一歩離れてしまいましたが、アパレルの仕事をしていたことは今でも誇りに思いますし、その第一歩がアルバイトだったことは間違いありません。

 

それでは今日はこのあたりで。