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雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

アパレル販売員から転職した理由と転職対策にやってよかった事

 

アパレル販売員からの転職の話の前にまずは自己紹介

 

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著者略歴

 このブログを書いている私は、アパレルブランド2社で販売員として合計約10年勤務した頃に転職をし、現在は全く別の職種で働いています。

 

アパレル販売員時代に働いていたブランドは、セレクトショップ業態の企業とファストファッション系のアパレルブランドでした。セレクトの方では、メンズブランドとレディースブランドで接客中心の販売員として。ファストファッションブランドではメンズ・レディース・キッズそれぞれの店舗付きVMDを経て最終キャリアは副店長でした。どちらのアパレルブランドも業界内ではそれなりに大手として通っているブランドです。在籍中には何度か転勤をし、関東の数店舗を始めとし、北海道、中部の店舗でも勤務をしました。いわゆる転勤族でしたね。

 

 

当ブログではこんな記事も書いています(随時追加)

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アパレル販売員あるある。ストック担当は新人の仕事 

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入社間もない頃はストック担当として、お店の狭いストックの中で1日を過ごすこともしばしば。その頃は、山のように入荷される新商品をいかに早くさばいて店頭に出る時間を増やすのか?ストックを利用する他のスタッフが 商品の出し入れをしやすくするにはどうしたらいいのか?という事に頭を砕きました。「これ以上商品を入れるスペースはないよ!」と、何度思ったことか分かりません笑

 

 

ストックを抜けて接客中心のジョブに 

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その後、ストックの仕事を引き継げる後輩が入社し、ようやく1日のほとんどを店頭で過ごせるようになり、ようやくアパレルの販売員としてスタートラインに立ちました。それからは接客のことを学ぶ日々でした。

特にセレクトショップ業態のブランドにおいては、来店されるお客様のファッション感度も高く、顧客層も比較的年齢が高かったこともあり、取り扱っている外部(インポート)ブランドの知識や、商品に使用されている素材や生地の知識、カジュアルウェアだけではなくスーツの採寸方法など、勉強しなければいけないことがたくさんあり、とても苦労した記憶があります。

また、そのブランドでは販売の個人ノルマのようなものはありませんでしたが、昇給などの査定のひとつの評価基準にはなるため、日々の個人売上に神経をすり減らす日々が続きました。【追記】個人売りに関しては別の記事にしました

 

少し端折りますが、当時の家庭の事情などもあって私は、 数年間その会社で勤めたのちに、某大手ファストファッションブランドの販売員に転職をしました。

 

 

セレクトショップからファストファッションブランドに転職して感じたカルチャーショック 

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ファストファッションブランドとセレクトショップ業態のアパレルブランドでは、同じ販売員でも求められるスキルが全く違いました。

セレクトショップの場合はどちらかといえば百貨店の販売員に近く、時間をかけて確実に客単価を上乗せしつつ決めていく接客販売が求められます。ファストファッションブランド(特に大型店舗)では、いかに多くのお客様をスピーディーに捌くか、というのが重要視されます。接客や提案、では無く捌くと言う言葉が本当にピッタリです。

スピーディーに最初のお声がけだけをして、いつでもお客様から声を掛けてもらえる状態にしつつ、明らかに試着を考えているお客様はすぐに試着室に送り込む。コーディネートの提案は、試着室の担当がすべて行う。

店頭にいるスタッフは、ストック担当から常に供給される補充の商品を店出ししつつ、ひたすら商品を畳む。補給部隊と前線で戦う兵隊さんの関係です。大げさじゃなく、閉店後の商品の乱れっぷりたるや、戦場以外の何ものでもありません。

入社した当初はこの違いに戸惑ったものです。 

 

ショップのVMDメイン担当に 

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入社してほどなくしては、お店の キッズフロアのVMD を任されるようになりました。自分にとって新しい挑戦だと思い、それからは VMD のことを毎日考える日々でした。アパレル販売員から足を洗った今でも、マネキンやトルソーの着せ替えのスピードと着せ込みの美しさは、業界内で見てもなかなかのレベルだと自負しています笑  

それからは旗艦店のVMDメイン担当にも抜擢され、幸いにも所属していた店舗の売上が好調だったこともあり、私は副店長へ昇格しました。

 

 

副店長として勉強の日々。と同時にアパレル販売員として働き続けることに不安が 

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サブとして予算管理、シフト作成、スタッフのメンタル面のフォロー、本社やデベロッパーとの折衝など、それまではほとんど関わることができなかった仕事にも携わり、販売員としては着実に成長していたのではないかと思います。しかし同時にアパレル販売員として働き続けることに対する、将来への不安が出てきたのもこの頃でした

 

その頃恋人(今の妻)と、結婚を真剣に考えるようになったこともあり、10年、20年後の未来のために自分はどうするべきか?と言うことを考えるようになりました。30歳にもなって、それまでは結婚について考えてなかったのか!と突っ込みが入りそうですが(笑) 、さすがに私もそろそろいい歳になり、自然と結婚へ気持ちが向いていきました。

 

でも、実際に結婚することを想定すると沢山の問題があり、私はいよいよアパレル販売員から転職するべきではないかと考え始めました。

 

 

アパレル販売員からの転職を考えるようになった理由1:給料が低すぎる 

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まず、今の給料で本当にこれから家族を養っていくことができるのか?と言う至極当然の疑問が生まれます。ましてや転勤を伴う異動が数年おきにある今の会社では、私が単身赴任をしない限り、彼女も頻繁に職場を変えなければいけません。私の転勤が彼女のキャリアアップを妨げてしまう、と言う大きな問題も発生します。 また、将来的に子供を授かった時に妻が産休に入ることを考えれば、貯金を貯める必要があります。

 

同年代の平均年収と自分の年収を比べて落ち込む

それまでの私は、自分の年収が一般的に見て高いのか低いのか、などはあまり気にしていませんでした。なんとなく、販売員って給料低いんだろな程度の認識だったのですが、ネットで調べると、自分の年収がシャレにならないレベルで低いことを知りました。

その当時の私の年収は300万円代前半(残業代はほぼ出ず。サービス残業が月50時間程度)。30歳の平均年収は、男性で450万円。女性で377万円なので、これはもうお話にならないぐらいのレベルです。しかも私は都市部に暮らしていたことを考えると、底辺と言っても差しさわりの無いレベルです。副店長でその待遇なのかと他業種の人はびっくりするかもしれませんが、これは大手のアパレルブランドであっても、割と平均的な金額です。

 

アパレル販売員からの転職を考えるようになった理由2:キャリアアップの道が狭い 

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一般的にアパレルの副店長が社内で目指すキャリアパスとは2つに分かれます。

 

・店長を目指す。

・本社勤務を目指す。

 

私もこのどちらかが考えられましたが実際には、どちらもとても狭き門です。

 

副店長から店長になるには激しい社内競争が待っている 

私の所属していたアパレルブランドでは各店舗に店長は1人。それに対して副店長は3人から6人程度。 もしも全国のどこかのお店で店長の枠が空いたとしても、多数の副店長の中から競争に勝たなければいけません。曲がりなりにも副店長まで上り詰めてきただけのスキルがある従業員の中から、さらに抜きん出た評価を得て店長になるというのは実際かなり難易度が高いことです。

その当時の自分のスキルや残して来た結果に自信がなかったというわけではありませんが、私がイチ抜けできるほど評価されていると言う感覚もありませんでした。少なくとも、ここから数年間はまだ副店長としてキャリアを積まなければいけないというのは、過去にキャリアアップした先輩社員の事例からも明白でした。

 

 

販売スタッフから本社スタッフへのキャリアアップは前例が少ない 

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こちらは店長への道よりもさらに厳しいと言わざるを得ませんでした。

 

これは、どこのアパレルブランドでもその傾向にあると思うのですが、本社スタッフというのは基本的に店舗スタッフに比べて離職率が低いです。店舗スタッフに比べて給料をもらっており、残業は少なめ、転勤も無いため、労働環境としては明らかに本社の方が良いためです。

また、私のキャリアパスとして考えられる本社 VMDは人数も限られた少数精鋭で組まれており、なかなか入れ替わりはありません単純に、出店数が爆発的に増えて増員が必要になりでもしない限り、希望するポジションに空きが生まれないのですね。

 VMD以外だと、人事・MD・プレスなども興味はありましたが、こちらは他社経験ありの中途採用組で埋められていた状況なので、難易度は更に高かったため、キャリアアップの現実的な選択肢には入らず。

 

アパレル販売員からの転職を考えるようになった理由3:体力の限界 

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私は副店長をしながら店舗のVMDの統括ポジションも担当していました。

VMDチェンジは基本的にお店がオープンしていない時間帯に行われます。特にファストブランドはフロアの面積が広く、商品の入れ替えスパンも短いため、深夜シフト勤務が週に一回程度は行われます。ただでさえシフト勤務で出勤時間がバラバラな上に、深夜勤務が入っては体内時計は狂いっぱなしです。また、什器のゾーニング変更に伴う移動や、商品の畳み替え、ハンガー掛けなども、数が数になってくると肉体労働に近い負荷が掛かります。

20代の頃はそれでも気合いで(笑)なんとか乗り切っていましたが、30歳を越えたあたりから、体力的に厳しいと感じることが多くなりました。これは、販売員であれば、店頭に立ち続けている他のスタッフでも同じでしょう。立ち仕事をいつまで続けられるのか?もしも大きなケガをして自分が使い物にならなくなったらどうするのか?そんな不安を抱えたことが転職への気持ちを一層強いものにしました。

 

大きくは以上の3つの理由-私にとっては大きすぎる理由-により、私はアパレル販売員からの転職を本気で考えるようになり、そのために動き出したのです。

 

 

私がスマホ/パソコンを使ってアパレル販売員からの転職のためにやったこと 

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本気で転職活動をしようと思うと、とにかく最初の一歩が面倒くさいです(笑)。

私も口コミサイトや転職サイトへの会員登録が億劫で、何回か心が折れそうになったのですが、「これを面倒くさがっていたら面接を受けることすらできない」と、疲れた体に鞭を打ちながら?まずは転職への第一歩として済ませました。一昔前は、パソコンでしか出来なかったのだから、今はスマホでも出来る分、いくらかはラクになってますし。

 

口コミサイトから他社の年収・評判の情報収集(スマホから)

 

転職で失敗しない一番確実な方法は、可能な限りお目当ての会社の情報を事前に収集することです。一番いいのは、実際に働いている知人などから評判やリアルな給料を聞くことなのですが、そんな機会もなかなか無いですよね。

と言うわけで、口コミサイトで気になる企業の年収や評判を調べまくりました。主に利用したのはキャリコネ

キャリコネ(企業クチコミサイト)

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>>《キャリコネ》転職に必ず役立つ、年収・企業口コミを公開中!

 

キャリコネは食べログの転職バージョンみたいなものなんですが、自分が転職しようと思っている企業のリアルな年収・社風・残業の有無などが分かります。書き込みの数もかなり多いので、データの信頼性も高いです。あとは、転職は関係なく、同業他社や知人が勤めている会社の年収を調べたりしてるだけでも楽しかったりもします 笑

私の場合は、異業種へ転職するパターンだったので、その業種の企業の口コミを片っ端から調べて、業界の雰囲気を掴むのにも使ったりしていました。販売員をずっとやってると、他のお仕事に関して世間知らずになりがちなので、沢山勉強になりました。

すべての情報を見ようと思ったら自分も口コミを登録する必要がありますが、このシステムだからこそ、これだけの口コミが集まっているわけだし、と納得しつつ登録しました。他にも似たサービスとしてはvorkersもありますが、書き込みの内容とかサイトの見やすさを考えたら、キャリコネが一番良かったです。 

 

転職エージェントへの登録(スマホから)

「なんで前回の販売員転職の時にこのサービスを使わなかったんだ…」と思ったのが【ファッショーネ】 を始めとするアパレル専門の転職エージェントの活用。転職エージェントがよく分からない人もいるかもですが、簡単に説明すれば、専門家が転職を手助けしてくれて、楽に転職活動を進められる無料サービスです。その中でも、アパレルに特化したサービスはやっぱり心強くて、販売員であろうが本社勤務であろうが、アパレル業界内の転職を考える人は絶対に利用した方がいいですよ。

 

ファッショーネ-(アパレル専門転職エージェント)

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>>ファッショーネ 

 

アパレル企業→アパレル企業の転職エージェントではダントツおすすめです。悪いことは言わないので、とりあえず登録しておいてください。

単純に他よりも紹介可能なブランドの数や職種が多いので、転職先の選択肢が多いです。アパレルの仕事って一口に言っても、ダサいところとか給料の安いところで働くのと、自分の好きなブランドや給料のいいブランドで働けるのではモチベーションに天と地の差がありますよね。選択肢が多い方が、自分の希望通りのブランドに転職できる可能性は高まります。

サービス面では、アパレル業界に特化した人材サービスなので担当者の方の理解がとにかく深く、私を担当してくださった方は同じように元・販売員。しかも、かなり近いテイストのブランド出身の方だったので、こちらの気持ちも理解してくれてコミュニケーションがスムーズでした。なんなら途中は愚痴を聞いてもらう場みたいになっていたかもしれない 笑 恋人や友人には見せづらい弱みが意外と話せたりするものなんですよね。東京でのカウンセリングに行けない人は電話で対応してくれるのも安心です。

アパレル企業→アパレル企業の転職を考える人であれば、職種が販売員であろうが本社勤務であろうが登録しておいて損は無いと思います。これが無料なんだから、いい時代です。とにかく素晴らしいサービスと素晴らしい担当者さんでした。


 

DODAエージェントサービス(転職エージェント)

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>>DODAエージェントサービス

私は結果的にここ経由で転職しました。

上記アイディアクセスと違ってアパレル以外の求人も含めて紹介してくれます。私の場合はアパレル企業以外の転職も選択肢にあったので、幅広い業種・職種を紹介してもらえたことで職業選択の視野が広がりました。また、その上でやっぱり自分のスキルを活かしてファッションと携われる企業に転職をした方が良いと言う結論を導くことができました。

アパレルだけじゃなくて沢山の業種の転職を手伝って来た人だからこそ、10年弱アパレル販売員をやって来た私の市場価値を客観的に教えてくれて、自分がアパレル企業以外で働くイメージを持つことができました。

さすがに転職エージェント業界の最大手で、こちらからの問い合わせのレスポンスも早く、何を話してもいても的確な答えが返ってくるので、社内に蓄積されたノウハウが半端じゃないなとビビりました。

自分の今の希望とかスキルに合わせて、非公開の案件をガンガン持ってきれくれるエージェントさんは本当に有能です。面接の練習もしていただいたのはいい思い出。無料なのに使っていなかった過去の自分がバカみたいでした。

 

Excelの勉強(パソコンで)

本当にこのタイミングでやっていて良かったです。

販売員って本当にパソコンを使わない職業ですよね?私の場合も副店長になるまでは、家でネットすることはあっても、エクセルは全く使ったことが無かったです。副店長になってからも、会社が用意した売上管理のテンプレートにただ数字を打ち込むだけの作業とメールで使用するのみでした。30歳を過ぎた社会人としてはお恥ずかしいのですが、関数なにそれ?状態で、どうやってエクセル上で足し算をすればいいのかも分からないレベル(“SUM”じゃないですよ、普通の”+”の足し算すら分からなかったんです)。

 

その当時、付いてもらっていた転職エージェントの方に「とりあえず一般企業で必要な初歩レベルなら、空き時間を使って1カ月で充分身に付きますよ」とのアドバイスを受けて、初心者向けの本を買って、休日に家でパチパチとやっていました。

500円でわかるエクセル って言う私でも出来そうなタイトルの本で勉強しましたが、確かに転職後の業務で困らない程度のレベルまではこれ1冊でなんとかなりました(笑)

 

この安っぽい表紙がたまらん

 

 

 

アパレル販売員からの転職時に考えた4つの選択肢

 

1.アパレル販売員として別ブランドに転職する。

2.アパレル販売員とは全くの異業種に転職する。

3.アパレル販売員の経験で得たスキルを活かせる異業種に転職する。

4.アパレル企業で販売員以外の職種に転職する。

の4つです。

 

1.アパレル販売員として別ブランドに転職する。

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これは、最も確実な方法です。

幸い、私のいたブランドは業界内では知らない人はいない程度に名が通っていたため、少しブランディングの低い企業であれば、店長として転職することは可能でした。(後述しますが、このあたりも当時に付いてもらっていた転職エージェントの方から他ブランドの情報は多く得ることができました。大手の副店長クラスであれば、中堅ブランドの店長へのキャリアアップは可能です)。

ただ、そうは言っても店長経験が無いまま他社でキャリアアップしても、かなりの苦労があるであろうことは予測が付きます。それに、それまでとは違う環境に身を置きたいと言う気持ちが強かったことで、この選択肢は最初からゼロに近かったです。

 

2.アパレル販売員とは全くの異業種に転職する。

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例えば、学生時代にかじっていたデザイン関係の仕事だったり、人にものを教えるのが好きだったので塾や予備校の講師だったりと、いくつか自分がやりたいことも考えたのですが、30歳を過ぎてから始めるにはハードルが高すぎました。彼女との結婚がキッカケで転職を考えた私にとっては、非現実的な選択肢で、こちらも早々に選択肢から除外。

ただ、今の職種やスキルと関係なく「本当に自分がしたいこと」を考えてみるのは、今の自分の仕事観みたいなものを見つめなおす上でも役に立ったかなと思います。私の場合は、これまでの経験から、夢とかやりがいみたいなものよりも、給与や職場環境などの現実的なポイントを重要視するようになったと言うことを再確認しました。

やりたいことを追いかけて苦労するよりも、給料・労働時間・職場環境を重視してその分プライベートの時間を充実させる。あまり格好良くは無いですが、これが今でも続く私の仕事観(まあ今もそれなりの長時間働いてますが 笑)です。

極端な話、一日中、工場のラインに流れてくるお寿司にタンポポを載せる仕事であっても、給料がしっかりもらえて定時退社が出来れば、問題なくこなせるタイプです 笑

 

3.アパレル販売員の経験で得たスキルを活かせる異業種に転職する。 

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例:インテリア販売、化粧品販売、営業職全般への転職

 

ここからは実際に転職活動をして面接まで持って行ったパターンです。

これは、販売を長くやっている人ならわかると思うのですが、<売る人>は商材が服であろうと化粧品であろうと野菜であろうと売ります。「お客様のニーズの把握」「提案を生み出す創造力」「プロとしての立ち振る舞い・言葉遣い」と言う<どう売るか?>の部分のスキルがあれば、<何を売るか?>はあまり関係無いのですね。私の場合は残念ながら、接客力は人並みで、VMDスキルでキャリアアップして来た人間なのでこれには該当しませんでしたが。

ただ、未経験でも入社難易度が低く、給与面が格段に充実すると言う意味では、不動産もしくは住宅の営業職と言うのも考えました。男性のアパレル販売員からの異業種転職先としてはコレが最も多いのかな?女性も結構多いですが。

まあこっちはこっちでなかなかの体力勝負ですが、私のもらっていた額から考えると、成果次第では給料が2倍になってもおかしくは無い業界なので、上手くいけば労働時間に対する費用対効果は比べ物にならないぐらい高いですね。私にはそこまでのトークスキルは無かったので断念。

 

もし、今転職を考えている人にアドバイスをするなら。

私と違って対面接客を長く続けてきた人にとっては、そのトークスキルは何ものにも代えがたい長所です。他商材の販売員、または営業への転職は比較的容易ですし、結果も残しやすいでしょう。私も、もしも接客をずっと極めて来ていたのならば、不動産営業になって、1000万プレイヤー目指していたと思います。

 

4.アパレル関係の企業で販売員以外の職種に転職する。

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結果的に私はこのパターンで転職しました。

販売員をやっていると、アパレル企業と言うと、所謂ファッションブランドの小売りだけのように考えがちですが、実際はそうではありません。

例えば服飾の生地を扱っている繊維メーカーPR会社OEMメーカーアパレル通販運営会社販売員のコンサルタント会社などなど、挙げればキリがありません。これらの会社にそれぞれ、営業、事務、総務などの各部署があるわけで、ファッション・アパレルに携わる方法は販売員だけではないことを、深く理解したのがこの頃です。

 

私の場合は、(結果的に内定を辞退しましたが)セレクトショップで販売員をしている頃に養った知識を活かして生地メーカーの営業職の面接を受けたりもしました。

 

また、私は販売員としてのメインのバックボーンがVMDであったため潰しが効きにくかったのですが、接客をずっとやって来た人であれば、トークスキルを活かしてアパレル営業職に転職したり、アパレルに特化した人材コンサルタント会社なども、現実的な転職先として視野に入るはずです。私の周囲では、特に都市部の女性アパレル販売員は、人材コンサルタントかアパレル事務に転職する人が多かったですね。皆さんの周りにも一人はいるのではないでしょうか?

 

私が転職先に選んだ職種はアパレル案件を多く抱える広告代理店 

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私は結果的にインターネットの広告代理店に転職しました。具体的には、アパレルブランドや、インターネット通販を行っている企業を主な取引先とする代理店です。

ここに決まった経緯を説明しますと。

私はいくつかの転職エージェントサービスを使いながら随時面接を受けていく、と言うやり方で転職活動を進めていました。ただ、さすがに今回の転職は自分にとって失敗できないと言う気持ちがあって、かなり慎重になっていました。

前述した生地メーカーの営業や、アパレルブランドのプレス(と言ってもアシスタントですが)などのお話もあったのですが、イマイチ気乗りせず。やっぱりアパレル以外の業界でもいいのかなと思いながらも、せっかく10年近くファッション業界に身を置いていた者としては、少し未練もありました。

そんな話を転職エージェントの担当者さんに相談したら、いい感じの答えが返ってきたのですね。

「アパレル企業への転職ではなくて、アパレル企業と取引をする企業と言う視点で選んでみませんか?」と言った内容でした。加えて「例えばお店のマネキンやトルソーを扱うメーカーとか、ショッピングモールの運営会社とかって言う、アパレルブランドや店舗をサポートする会社に転職するって言う視点もあるんじゃないですか?」と仰って、これには私もなるほどなと思わされました。

それまでの私は、アパレルブランドや生地メーカーなどの直接的に洋服に携わることができる企業を想定していましたが、間接的に洋服と関わる企業、ファッション業界のサポートをする企業と言う選択肢を加えることで、転職活動の視野が大きく広がりました。

そこからは、アパレル企業を取引先にしている会社と言う観点から、担当者さんにいくつかの企業を紹介してもらい、結果的に広告代理店への転職が決定しました。丁度、その時に会社が求めていた人物像や経歴と自分がマッチしたと言うラッキーな部分もありましたが、結果的にはこの転職には数年経った今でも満足しています。

 

ウェブ業界の話を少し詳しく説明すると、アパレルブランドでも本社にEC部門やWEBマーケティング部門を持っている大手は、ウェブ関係の業務は社内で完結します。しかし、そうでないブランドは、いわゆるEC運営会社や広告代理店に業務を委託することがほとんどです。

ただ、それらの企業に勤めているウェブ界隈の人と言うのは、ファッションへの理解が浅い傾向にあります。例えばそれまで健康食品の企業に広告を提案して来た代理店であれば、それこそカットソーって何?ボトムスってどこまでを指すの?みたいなレベルもざらなので。

ブランド側からしたら、いくら稼いでいる会社でも、アパレルの理解が無い会社とはなかなかお付き合いしづらいものです。なので、そう言った自社では広告運用が出来ないけど、取引先にはファッションの理解を求めるブランドのニーズには、アパレルに特化した広告代理店がハマるのです。アパレル→WEB業界の転職者はまだまだ少ないので、代理店の社内でも重宝されますし、取引先のブランドの方も、こちらが元同業者であれば意見を取り入れてくださることが多いです。

アパレル業界のトレンドやお客様の気持ちを踏まえた上で、WEB広告の提案を行えることは、今の私にとっては何よりの強みで、ここに来てアパレル経験が多いに役立っているのだから、不思議な部分もありますね。  

 

 

転職してから分かった!販売員だけが持っているスキル 

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転職した異業種の企業で働いていると、同僚を見て「なんでこの人たちはいつもこんなに暗い声で話すんだ」と思うことが多いです。

私も働いている時は自覚していなかったけど、アパレル販売員経験者は異業種の人から見たら、明るい人に見えるみたいです。やっぱりいつも笑顔でいるのが当たり前だったし、発声とかも意識しなくてもしっかりしてるみたいで、自然と身についているんですよね。アパレル販売員経験者は、総じて、コミュニケーション能力が高いと言う評価をしていただくことが非常に多いです。

だから、異業種に転職してすぐの時は、知識は追いつかないかもしれないけど、コミュニケーションさえしっかり取ってやっていけたら、大抵なんとかなるものなんです 笑

悲しいことに、販売員やサービス業って誰でもできる仕事とか、社会的地位が低いなんて言われがちです。確かに給料は低いです。でも、販売員を続けている中で身に付くスキルは凄いですし、転職してからもその経験って絶対に生きるんです。私が実際に経験しましたから。

もしも、かつての私と同じように今の待遇や環境が厳しいと思う販売員の人がいたら、そのまま続ける時間が勿体ないと思います。自信を持って、別の業界に飛び込んでみてもいいんじゃないでしょうか?

 

アパレル販売員からデスクワークの異業種に転職して感じたメリット

ずっとアパレルの販売員をやっていた私がデスクワークの仕事に転職して感じたメリットは沢山ありますが、大きく分けると以下の通りです。

デスクワークはとにかく体がラク! 

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当たり前なんですが、デスクワークは基本的にずっと机に座って仕事をします。アパレル販売員からデスクワークに転職した人の中には「ずっとパソコンをパチパチやってる仕事は逆に落ち着かないからイヤ!」と言う人もたまにいますが、私の場合は今の方が圧倒的に楽だと感じています。

アパレル販売員をずっとやっていると、一日働いたあとに足が疲れているのがデフォルトです。長く続けているとそれが当たり前みたいになってしまうのですが、デスクワークはマジで体が楽。働く前は、一日パソコンに向かっていると目が疲れたり肩こりになったりするかなと思ったりもしたのですが、意外とそうでもなく(よく考えたら私は、休日は一日中ネットをしたり読書したりしているので、似たようなものでした)、足の疲れが無いって言うメリットが圧倒的に勝ちます。 仕事が終わってから帰宅するときの足が軽い軽い 笑

 

アパレル販売員時代のようにお客さんの目を気にしなくていい  

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ちょっと説明が必要なのですが、アパレル販売員って常にお客様と対峙するので、気を抜く瞬間が無いんですよね。これもずっと販売員をしていると当たり前になりすぎて意識していない方が多いと思いますが、常に販売員は一定の緊張状態が続いているって言うのを、今になって実感します。特に、店頭が忙しい時はトイレ(どこのブランドでも3番って言うんでしょうか?)に行くタイミングも気を使うし、飲み物を飲んだり、鼻を噛むタイミングだって見計らわないといけないですよね。

デスクワークだと基本的にそれがありません。自分のデスクの上にはいつも飲み物やお菓子があって、ストレッチしようがアクビをしようが誰の目も気にしなくても大丈夫です。私の会社の場合は(広告業界って言うゆるめの業界の極端な例ですが)、イヤホンで音楽を聴きながら仕事してもOKですし、なんなら自己判断で昼寝してもOKです。

転職先の仕事でも忙しいときは、取引先の対応などでバタバタと時間に追われていますが、普段はある程度自分のペースで仕事ができるので、圧倒的に気分が楽です。

 

販売員特有の遅番→早番などのシフト制勤務から解放される 

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 私の場合は深夜勤務も含むシフトだったので余計にキツかったのですが、そこまでは無いにしても遅番→早番のシフトはアパレル販売員の皆さんは経験済みでしょう。

あれって本当ーーーに、しんどいですよね?

遅番で残業して終電で帰った翌朝8時とか9時に出社とかざらですが、あれはね、人の働き方じゃないです。金曜日の終電で周りの人は飲み帰りで楽しそうにしてる中「今から家に帰って晩御飯を食べて風呂に入ってすぐに寝ても5時間しか寝れない」とか、頭の中で逆算して絶望的な気分になってる時とか、もうね!

シフト制で勤務していると、毎日の生活時間が安定せず、私のように寝つきが悪い人間にとっては辛いことこの上ありません。かつては、ベッドに入ってから、刻一刻と夜が更けていくと焦ってしまって眠れないなんてこともありましたが、転職してからは毎日同じ時間に寝起きするので、寝不足になることも減りました。

 

毎週2連休がある土日休みはやっぱりいい 

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すいません、わたしは前までは土日休みのことを舐めてました。

アパレル販売員をしている時は「土日休みだと毎週5連勤しないといけないのはしんどいだろうな」とか「土日はどこに行っても人込みだろうな」とか思って、平日休みの方が自分に合っているのでは、と思っていました。

でも違いました。絶対に土日休みの方がいいです。

確かに毎週5連勤するのはしんどいです。でも、立ち仕事で5連勤すると足がボロボロになるのに対して、前述したようにデスクワークの5連勤は体へのダメージは小さいです。それよりも金曜の夜のワクワク感と、土曜の夕方頃に感じる「明日もまだ休みかー」と言う充実感から来るプラスの気持ちがめっちゃくちゃ強いです。まあその分、日曜の夜はサザエさん症候群になりますが、メリットの方が大きいですね。

よく言われることですが、家族や友達と予定が合わせやすいのも大きなメリットです。私の場合は今は夫婦で暮らしていますが、将来的には子供も、と考えています。アパレル販売員だと土日の子供のお世話はすべて妻任せになってしまいますが、夫婦揃って土日休みの今の状況であれば、協力しながら子育てもできるのかなと思っています。

もしデメリットを上げるなら、旅行にいけるのがゴールデンウイークとかお盆になるので、旅費がかさみがちなことですが、それも年に数回のことなので。

 

勤務で発生する交際費は経費でOK 

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転職してから知ったのですが、一般的な会社って歓迎会とか忘年会のお金は会社の経費で支払われるのですね。なんだそんなことか、と思う人もいるでしょうが、アパレル店舗の飲み会って絶対に自腹だったので、地味にカルチャーショックでした。その他にも、取引先との打ち合わせを兼ねた会食とか、移動に使ったタクシー代とか、いちいち経費で精算できることに驚くやらなんやら。

  

家族と過ごす時間が増えた

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妻(転職当時はまだ結婚していませんでしたが)と過ごす時間が圧倒的に増えました。

遠距離恋愛をしている時期は当然として、近くに住んでいた時期でも、私がシフト制勤務で平日休み、彼女は完全週休二日制の土日休みだったので、休みが合うのが月に1回あるかないか。同棲もしておらず、私は立場上、土日に休みを取れなかったので、顔を合わせる時間を作ることが難しかったです。

今はお互いの休日が同じなので、土日は一緒に過ごすことが当たり前になりました。土日を使って一泊二日の旅行に行ったこともありますし、平日は節約をして金曜日の夜に外食に行くことも恒例行事です。あとは、イベント事って土日に開催されることが多いので、夫婦でライブを観に行ったりする機会も増えました。

 

アパレル販売員からの転職を阻む障害について考える

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 ここまで私がアパレル販売員から転職を考えた時の話を沢山書きました。私は結婚と言うきっかけがあって転職を決意しましたが、ここからは今転職を考えている人の視点になってみましょう。

アパレル販売員からの転職の原因は「給料や年収の低さ」「体力的・精神的なハードさ」であることはほとんどの人が一致するかと思います。でも、そう思いながらもなかなか転職に行動を移せない人が多いのも事実。私も、当記事内では時系列をかなり端折って書いていますので、さっくりと転職活動へと行動を移したように見えますが、実際にはそこに至るまでには少し時間がありました。では、転職したいと思いながらも、行動に移れない理由とはなんでしょうか?

 

転職活動に移れない理由1:自分の代わりがいない

数人で回しているような小さめの店舗や、マネージャークラスの上位スタッフの位置にいる人にとっては、悩ましいのがコレ。アパレル業界や販売員の仕事に限らず、転職するときに考えてしまいがちなことです。店舗内での自分のポジションを担える人材が育っていないことで、「もしも自分が抜けたら店が成り立たなくなる」と思ってしまい、転職することへの罪悪感が生まれてしまいがちです。そう言う風に思えるあなたは、きっと責任感も周囲から認められるほどのスキルも有している優秀な販売員でしょう。

実は、私も最初は同じようなことを考えていました。副店長&店舗VMDの統括的ポジションとして働いていた自分の後釜がいるのかなあと考えたり、自分が辞めたあとに他店舗から異動した新副店長が個性的な部下たち(良くも悪くも自分を持っているメンバーでした)と上手くやっていけるのか?など後任者のことまで考えだしてしまいました。

しかし、結果的にこれらは杞憂に終わったようです。私が退職したあとには店舗で一緒に勤務していた部下が新副店長に昇進しました。正直、私が退職する前にその話を聞いた時には、あの子で勤まるのかなと思っていました。しかし、その後の私の確実な引継ぎの甲斐もあった(笑)のかもしれませんが、環境や立場が変わって覚悟さえできれば人は成長するものなのですね。私が退職したあと、その元・部下が副店長の職務をしっかりとこなしていると言う話を色々な人から聞きました。

もしかしたら、今「自分が辞めたら代わりがいなくて残されたスタッフが大変」と考えている人も、実は案外そうでも無いのかもしれません。ある日急に辞めるとかではなく、遅くとも1、2ヶ月前の時点で退職したい旨を上司に伝えれば、向こうもバカではないのでその後の補充や引継ぎなどの対応は考えるものです。

 

転職活動に移れない理由2:販売員以外の仕事ができる気がしない

異業種への転職を考えている人にとっては最も大きいのがコレ。実はこれもアパレル販売員あるあるで、特に社会人になってからずっと接客業をやって来た人が考えがちなことです。前述したように、ずっと接客業をやっていると、いわゆる一般的なサラリーマン、OLと言われる人たちがやっている仕事が何なのかも分からなかったりします。事務と言えば、なんとなくパソコンをぱちぱちとやっていてお茶を出しているイメージだったり、営業と言えば、ドラマとかで見る飛び込み営業みたいなイメージだったり。アパレル販売員にとってはデスクワークは未知の世界なので、異業種の人が具体的に毎日何をやっているのかが見当がつかないのです。人は、未知のことと言うのは必要以上に怖く感じるもので、そこで自分が働くイメージが沸かずに自信を持てないのですね。

私の経験から言えるのは、これも意外となんとかなるよってことです。もちろん、転職しようと思う会社が求めるスキルと乖離しすぎて、全く箸にも棒にも引っかからないこともあります。でも、未経験者可の企業なんてたくさんありますよ。例えば、アパレルECの運営会社とかだと、服の売り方を知っている人をとにかく求めています。PCスキルは二の次でアパレル経験者を採用している会社も沢山あります。

だから、さっき書いたように口コミサイトや転職エージェントを使って、異業種の仕事のことを知ったり、第三者から見た自分の市場価値(たぶんあなたの自己評価よりも高いです)を知ることは、それからの転職活動のモチベーションに繋がるのでおすすめなんです。

 

転職活動に移れない理由3:働いているアパレルブランドの服が好き

 

自分がそれまで勤めてきたブランドやそのブランドの服にはどうしても愛着があります。特に、幸運にも元々ファンだったブランドで勤務できている人はこの気持ちが強いはず。さらに言えば、好きな服が社販で買えるって言うメリットを感じている人もいるかもしれません。

ここに関しては、私にも否定できない部分があります。と言うのも、私は転職したときに働いていたブランドの服はそれほど好きでなかった(笑)ので、このような気持ちは無かったのですが、もしも自分が大好きなブランドで働いていたら、と考えるとやはり後ろ髪引かれる思いがあっただろうことは想像に難くありません。

私から言えることとしては「転職先でしっかりとした給料・自由な時間を得て、その中で好きな服を買う」って言う選択肢もアリってことです。服屋で働くことでお洒落な自分でいられるけど、異業種で働いて休日にお洒落を楽しむ人生も楽しいんじゃないかなーなんて思います。

 

転職活動に移れない理由4:アパレルから転職の道を選ぶとなんとなく負けた気がする

アパレル販売員は体育会系文化の強い業界です。なので、時には辞めていった人を「根性が無い」なんて言う輩もいます。まあ、そんなことを言う人は大体、辞めたい気持ちがありながらも続けている自分を正当化したいだけだったりしますが。 特に、まだ現職でキャリアアップがしっかり出来ていない人には「ここで辞めると逃げたみたいになってしまう」と言う気持ちになってしまいがちです。 でも、本当に今の会社でキャリアアップすることが一番幸せなことなのか?と言うことは、一度冷静に考えるべきではないでしょうか? あくまで私個人の今の考えでは「結局、稼いでいる人が偉いし格好いい」ってことです。例えば、クリエイターやスポーツ選手が、夢を追いかけるために薄給でも頑張っている、と言うのは素晴らしいと思います。でも、特に今の仕事にやりがいを感じるわけでもなく、好きって言うわけでも無い仕事を、ただ惰性で続けるのであれば、低い給料で働き続ける意味がありません。であれば、販売員以外の仕事でしっかりとお金を稼いで、趣味を楽しんだり家族を養える人の方が何百倍も格好いいです。

 

 

と言うわけで、私がアパレルの販売員からの転職についての話を長々と書きました。

転職など考えずに、アパレル販売員として本気でキャリアアップを目指している人や、心からやりがいを感じている人のことはリスペクトしていますし、実際に元同僚でそう言う人たちを沢山知っています。私も10年近くプライドを持って続けて来た仕事なので、アパレル販売員の仕事を否定する気は全くありません。

しかし、もしも今の待遇や労働環境に疑問を感じているのであれば、転職って言う選択肢はあってもいいのかなとは思います。大げさに言えば、私は転職したことで人生が良い方向に向かわせることができたので、個人的な実感としてはそう感じています。直接、服飾に触れながらファッションの現場で働くこともいいですが、それまで以上の給料をもらって休日のファッションを楽しむって言うのもいいものですよ。

 

この記事を読んだ楽しく毎日を過ごせることを心から祈っています。

 

 

 ちなみに転職活動をやっている時にはいつもブルーハーブのこの曲でテンションを保っていました。

www.youtube.com

負けるためじゃなく花を咲かせに 耐えに耐え吹かぬ風に焦り
先のない土砂降りの掃き溜めに へとへとの仕事帰りの繰り返し
これ以上きれい事はなしにしようや このままじゃついに膝から落ちそうだ
理想は余裕のあるヤツのものだ 希望は今の俺にはまるで人ごとだ
すそのほつれたいつものジーンズひきづり戻っていく 煙い休憩室に
生きてくのでやっとだが これだけは言える それは俺等の手の中

 

 

ではでは。

 

(追記)アパレル業界の平均年収のデータが発表されました

ちょうどこの記事を書いた数日後にこんなデータが発表されました。

 

www.fashionsnap.com

 

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引用元: インテリジェンス

 

 注目すべきは店長と販売の給料ですね。男女が混じっているデータですが、アパレル販売員は性差による給与格差が小さいので、男性が平均を引き上げていると言うのも考えづらいかと思います。

この表の中で35~39歳の店長の平均年収が445万円とありますが、当記事の中でベテラン店長の年収が450万円前後と書いたのが、まさにピッタリでした。ほとんどのブランドが昇級しにくくなっている現状を考えると、5年後・10年後にこの年代に入る、今の20代~30代前半にとっては、さらに厳しくなることが確実です。私が販売員をしていた時代も、ブランドが景気の良かった時代に昇級した人の早い者勝ち感は否めませんでしたが、同じように感じている人も多いのではないでしょうか?

 

また、この中だと、店舗管理・OEM営業の高給ぶりが目立ちます。このあたりの職種は、販売員の経験を活かして転職することも可能な範囲なので、狙い目かもですね。いずれにしても、他業種と比べると全体的に厳しめの数字になっています。今はファッションがニッチな趣味になってしまって、もはや嗜好品と言われていますが、今回の数字からも業界全体が厳しい状況であることを感じさせられます。

 

 

(追記)転職者の転職理由ランキングが発表されました

monoist.atmarkit.co.jp

 

30~50代のミドル層の転職者からのデータですが。アパレルだけでなく、他業種含めてもやっぱり感じることは同じなんだなーと思ったのでご紹介します。

特に、以下の内容。

 

これを年代別に見ると、30代は他の年代に比べ「キャリアアップのため」「給与に不満がある」「待遇・福利厚生に不満がある」「仕事の幅を広げたいため」の割合が多い。

 

まさにアパレル転職を考える人が考えることにズバリ当てはまっていますね。まあ、アパレル販売員が転職することが「キャリアアップ」なのかどうかは、転職先の条件などにもよるので、一概に言い切れませんが、アパレルで働いている人で、転職して給料面をアップしたいと考えている人が多いのは確かです。

 

「仕事の幅を広げたい」と言う転職理由に共感

私はアパレル販売員をしていた時に、お店と言う空間の中だけで自分の世界が閉じてしまっている感覚を持ったことがあります。分かりやすく言えば、毎日の仕事がルーティンになってしまっている感覚です。例え、扱う商品が毎シーズン変わっても、異動で勤務店舗が変わっても、来店するお客様が毎日違っていても、昨日と今日が変わらない感覚になってしまっていました。しかも、それがこれから数年間ずっと続くって言う。

なので、同世代の転職理由の上位にこれが来るのも納得です。

 

当ブログは、アパレル業界から広告業界に転職した管理人が、ファッション、音楽、映画、文学、アニメなどサブカル全般について書いています。
気が向いたときにだけ更新してるうちにまとまりの無い雑記ブログになりました