雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

結婚のタイミングで転職する男性に伝えたい経験談と正しい転職活動の進め方

結婚のタイミングで異業種に転職しました

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私は現在、結婚して4年目になります。
今は子宝にも恵まれ、親子3人で暮らしています。

私の場合は(大抵の男はそうだと思うのですが)、結婚を現実的な話として考えるまでに、なかなかの時間が掛かりました。

妻とは学生時代から付き合っていたのですが、間に遠距離恋愛期間を挟みつつ、結婚したのは30歳を過ぎてからです。この話をすると、大抵の人からヒドイと野次られます 笑

そんなこんなで、長い時間をかけて結婚に至った私ですが、その後の生活には大変なことや、面倒くさいこと 笑 も沢山ありつつも、今は結婚して本当によかったなと思っています。

私もそうだったのですが、男性が結婚に踏み切れない大きな理由の一つに「仕事」が挙げられるんじゃないでしょうか。

具体的には、

  • 給与(年収が低い)
  • 時間(残業が多い、土日休めない、休日出勤)
  • ステータス(今の仕事が彼女の家族・知人に認められにくい)

といったあたりがネックになる方が多いはずです。

かくいう私も、独身時代の仕事はアパレルの販売員。業界内ではトップクラスのブランドで副店長をやっていましたが、そこは過酷な環境のアパレル業界。年収は300万円代前半で、月のサービス残業時間は60時間を越えていました
そして、悲しいかな接客業というのは、厳格な義親には認められにくい職業(接客業の仕事内容を下に見ているというわけでなく、キャリアアップの道が狭いという意味で)でもありました。

そんなこんなで、私は結婚を機に転職を考えるようになりました。

 

とはいえ、それまで10年近くアパレル販売の仕事しかしたことがなかった私が、一般職に転職できるのか?しっかりとした年収が得られる会社に入れるのか?という不安でいっぱいでした。

そんな私が、どうやって転職に至ったのか?というあたりを、今回は解説できたらなと思います。

実際に自分の転職活動を振り返ってみると「転職を成功させられるかどうかは、進め方次第で変わる」ということを実感しているので、ポイント的なところがお伝えできればと。

同じように悩んでいる男性も多いかと思いますし、彼氏の仕事のことで悩んでいる女性も多いでしょう。そんな方々の背中を後押しできたらと思います。

嘘・脚色なしのリアルな体験談になるので、ややグダグダな部分もあるかもですが 笑 ぜひ参考になさってください。

 

8年付き合ってようやく結婚に踏み切った私

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私と妻は大学生4年生の頃から8年ほど付き合っていました。

それまでに、普段の会話の中で結婚の話が出たことは何度もあるものの、具体的な話にはならないまま8年が過ぎました。妻の「で、いつなの?」という無言のプレッシャーにも気づいていたにも関わらず 笑

いつかは結婚という気持ちがありながら、だらだらと恋人関係のまま時間を過ごしてしまったのは……正直にいえば「きっかけの無いまま気づけば8年経ってしまった」という感じです。

一般的に、女性に比べて男性は結婚に対してそこまで前向きではない(全員ではないですが、あくまで傾向として)ですが、私も御多分にもれず。

当時の私が考えていたことといえば「今のままでも何も不便なことはないし」「結婚式の準備とか大変そうだし」「結婚したら一人の時間が減りそうだし」などなど、もしタイムスリップできたらぶん殴ってやりたいような 笑 自分勝手な考えでした。

子供を持つことも「今の自分にはまだ早い」と思っていて、30前の男としてかなり幼稚な考えでした。

妻は、やはり30歳を目前にして将来的な出産のことなどを考えて、結婚への気持ちが徐々に高まっていたのですが、当の私はというと、まあどこか他人事 笑

さすがに、そんな私の煮え切らない態度に業を煮やした妻と、一度は別れる別れないの話にもなりましたが、その後、紆余曲折あって結婚の運びとなりました。ここに至った経緯は話すと長くなるので割愛します。とにかく腹をくくった&心を入れ替えたんです 笑

 

いざ結婚!まずは何よりも考えたのがお金のこと

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実際に結婚の話を進めていくにあたって、私たちが最初にしたのはお金の計算でした。 

これから必要になる費用をざっと計算すると

 

  • 結婚式一式:250〜300万円
  • 結婚指輪:15万円×2
  • 新婚旅行(ハワイ):25万円×2
  • その他(遠方の妻実家への交通費、両家食事会の食費、新婚旅行お土産etc…):30万円

 

ということで、ざっくりとした計算で結婚に400万円前後が必要であることがわかりました。私たちの場合は、指輪は結婚指輪だけ。結納もしない。と、極力絞ってもこれぐらいです。

強いて言えば、結婚式をもう少し抑えられる余地はありますが、ここはお互いに妥協したくない部分だったため、最終的には結婚式関連の費用は300万円を少し上回りました

もちろん、ご祝儀で賄える部分はあるとしても、大きな金額が必要であることには変わりありません。

 

「夫婦間の給与格差」という厳しい現実が転職の一番の理由に

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それまで、私も妻も長く付き合っていましたがお互いの給与明細の中身は詳しくは知らず、お互いに「たぶん大体これぐらいかな」という程度の認識でしたが、この段階になって、初めて互いの懐事情の情報共有をしました。

そして、その内容を知って私は思いっきり凹んだのです 笑

というのも、妻が思った以上に稼いでいたから。

少し詳しく説明すると、私は先ほどお伝えしたように大手アパレルブランドで副店長として販売員をやっていました。妻も元々は新卒で別ブランドの販売員をしていましたが、 結婚の数年前に少し堅めの一般企業の営業事務職に転職をしていました。

妻が転職した理由は主に給与面で、アパレルで働いていた当時はそれこそ月給20万円+寸志ぐらいの年収と当時聞いていました。

転職したことで給料が上がったという話は聞いていたのですが、まさかこれほどとは…と思うぐらいの上がりっぷりでした。

仕事に役立つ資格を取得して職能手当をもらったり、家賃補助が出たり、残業代が全額支給だったりとエクスキューズはありますが、20代後半の女性の平均年収よりもかなり上の金額です。

一方、私は年収300万円にやっと届く程度です。このときほど、妻に対して申し訳ないと思ったことはありませんでした。

これが、例え給料は低くても、私が今の仕事にやりがいを感じていたり、情熱をもっていれば、まだ妻も応援してくれると思います。

しかしその当時の私は、「サビ残続き」「キャリアアップが見えない」「昇給しない」と、今の仕事に対してネガティブな気持ちが強かったのですね。

稼げない上に、もはや情熱を失いかけている仕事にしがみついている状態。これは、もう言い訳も何もできません。第三者からすれば「なんのためにその仕事を続けて、今後どうなるつもりなの?」と言いたくなって当然の状態です。

まあ妻はそんな言い方はしませんでしたが、やはり、

  • 妊娠・出産を計画する中で、一時的にせよ私の稼ぎだけで暮らしていく時期がくること
  • 子供が2人3人と欲しくなったときにその期間が長くなる可能性も充分にあること
  • 共働きに戻ったとしてもしも妻が病気や怪我でもする可能性があること

などを、私に対して説明し、本当に今の仕事を続けて大丈夫なのか?という心配は隠しませんでした。

また、妻も元アパレルなので昇進・昇給の難しさを理解していること、既婚でも全国への異動がありえること、平日休みの仕事では子供が幼稚園に行き始めたら一緒に出かけることすらできなくなることなど、その時に上がった懸念点は他にも多数です。

この数年間、自分の所属するアパレルブランドという狭い世界の中でそれなりの地位に立ち、お山の大将のようになっていた私は、ここにきて、自分の稼ぎの少なさ、ひいては将来性の無さを痛感することになったのです。

ここで誤解のないように言っておくと、私はアパレルの仕事や、今も販売員をしている人たちへのリスペクトの気持ちは一度だって絶やしたことがありません。また、すべてのアパレル販売の仕事が私のように激務・薄給というわけでもないですし、平日休みをあえて選択する人が多くいることも理解しています。

晩年は体力・精神的に疲弊していたとはいえ、それまで自分がしてきた努力や築いたキャリアは、今でも誇ってもいいものだと思っています。

ただ、結婚を視野に入れたときに私と妻が考えたライフプランに当てはめれば「この仕事を続けるのは間違っている」という結論になったことは事実です。

 

こと結婚に関して女性は男よりも遥かに現実的です。

先ほど言った「もしも子供が生まれたら」という仮定などは、実際に子供を持った今考えてみれば、すべておっしゃる通りなのですが、男ではなかなか考えつかない発想です。

 

そんなこんなで、結婚に関する様々な現実を知れば知るほど、「今の仕事から転職しないといけない」という気持ちが私の中で確信に変わったのでした。

そして私は、「妻に心配をかけない程度の年収」「家族サービスが可能な就業時間」を目標に、転職活動に臨むことを決意。

同時に、それまでは「使ったお金の残りはとりあえず口座に残しておく」程度で行なっていた貯金を、毎月8万円の定期預金に変更したのでした。年収300万円の一人暮らしが毎月8万円の貯金って結構キツかったですが、この貧乏話も話せば長くなるので割愛。

 

転職を成功させるために私がやったこと

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それまで私は一度転職をしたことがありますが、その時は同じアパレル販売の仕事でした。しかし、今回は異業種への転職になるため、どうやって転職活動を進めればいいのかが最初は分からない状態でした。

そこで、色々とネットで調べてみたり、同じように転職をした知人に話を聞きながら転職活動を進めました。

これが小説や映画であれば、転職が成功するまでに何度か困難にぶつかった末にようやく希望の仕事に就けた、というストーリーになりますが、意外とさくっと成功しちゃったんです 笑

結局、正攻法で企業のホームページで求人募集を見たり、リクナビやマイナビでちまちまと求人を探すのではなくて、便利なサービスをしっかり使いこなすということなのですが。

具体的には

  • 転職口コミサイトで企業のリアルな情報を知る
  • 転職エージェントを使いこなして作業を手伝ってもらう

の二つです。

 

転職口コミサイトから企業の年収・評判の情報収集

転職で失敗しない一番確実な方法は、可能な限りお目当ての企業の情報を事前に収集することです。一番いいのは、実際に働いている知人などから評判やリアルな給料を聞くことなのですが、そんな機会もなかなか無いですよね。

と言うわけで、口コミサイトで気になる企業の年収や評判、どんな事業やビジネスを行っているのかを調べまくりました。主に利用したのは無料サービスのキャリコネ

キャリコネ(企業クチコミサイト) 

>>《キャリコネ》転職に必ず役立つ、年収・企業口コミを公開中!

 

キャリコネは食べログの転職バージョンみたいなものなんですが、自分が転職しようと思っている企業のリアルな年収・社風・残業の有無などが分かります。

書き込みの数もかなり多いので、データの信頼性も高いです。

あとは、転職とは関係なく、同業他社や知人が勤めている会社の年収を調べたりしてるだけでも楽しかったりもします 笑

私の場合は、異業種へ転職するパターンだったので、その業種の企業の口コミを片っ端から調べて、業界の雰囲気を掴むのにも使ったりしていました。販売員をずっとやってると、他のお仕事に関して世間知らずになりがちなので、勉強になりましたね。

すべての情報を見ようと思ったら自分も口コミを登録する必要があるのが、やや面倒くさいですが、このシステムだからこそ、沢山の口コミが集まっているわけだし、と納得しつつ登録しました。

他にも似たサービスとしてはvorkersもありますが、書き込みの内容とかサイトの見やすさを考えたら、キャリコネが一番良かったです。 

 

転職エージェントで転職活動を自動化

「なんで前回の転職の時にこのサービスを知らなかったんだ!」と思ったのが転職エージェント。

サービス内容としては、希望に合う転職先の求人を探してくれたり、職務経歴書や面接のサポートをしてくれたり、自分の代わりに転職活動を進めてくれるイメージです。

求人を探す手間が大幅に省けるのと、何よりも年収交渉をガッツリやってくれたのが助かりました。こんなに便利なものが、全部無料で使えるんだからいい時代です 笑

自分の希望する職種・年収・労働時間などなど希望を伝えたら、あとはエージェントさんが求人をもってきてくれるので、こちらはそれを取捨選択するのみ。これは従来の転職活動に比べて遥かに楽です。

今は転職者の4割程度が転職エージェント経由と聞きますが、近年爆発的に広まっているのも納得。使う側にはメリットしかないのだから当然です。

 

使い方のポイントとしては、まだ就業中で、体力的・精神的に余裕があるうちに登録しておいた方がいいです。私の経験上、これはほんとーに大事です。

というのも、特に今の職場への不満とかのネガティブな理由で転職を考える人って、時間が経てば経つほど疲弊していくんですよね。一回「転職したい」という考えが頭に入ったら、そこからは職場に通うのが日に日に辛くなります。

そうなると、転職エージェントに登録する気力が湧かなくなるんですよ。

一旦登録さえしておけば、条件のいい求人情報がメールで自動的に入って来る流れができるので、「いざとなればすぐに転職活動を開始できる」っていう心の余裕ができて、今の職場の仕事も少し肩の力が抜けて楽になります。

私が使った転職エージェントは、アパレル系に特化したクリーデンスというエージェントと、有名なDODAでした。 

DODA(全業種型 転職エージェント)

>>DODAを見る

 

私はここ経由で転職しました

『条件は、今よりもいい会社』というキャッチコピーの広告をみたことがある人も多いのではないでしょうか。

転職エージェントは複数社を同時に使うのが基本で、リクルートのエージェントも使ったのですが、どう考えてもDODAの方がエージェントさんの対応や、紹介してくれる案件の希望とのマッチ度(これ超大事)が良かったです。

それまで私が抱いていた「アパレルの仕事しかしたことがないけど異業種に転職できるのか?」という不安を解消してくれて、自分の市場価値みたいなものを客観的に教えてもらえたかなと思います。

さすがに転職エージェント業界の大手で、こちらからの問い合わせのレスポンスも早く、何を話してもいても的確な答えが返ってくるので、社内に蓄積されたノウハウが半端じゃないなとビビりました。

自分の希望・スキルに合わせて、非公開の案件をガンガン持ってきれくれるエージェントさんは本当に有能です。面接の練習もしていただいたのはいい思い出。

 

※後日追記※

アパレルの方向けに書いた過去記事ですが、転職エージェントについて詳しく書いた記事があります。なんで転職エージェントが無料で使えるのか?といったあたりをビジネスモデルの解説とともにしているので、興味のある方はご参考に。

 

結婚前や結婚と同時のタイミングでの転職でも問題なし

結果、私はDODA経由で広告代理店に転職をして今に至ります。

年収はなんとか同年代の平均水準に並ぶ程度にアップ。残業も少なく、今はのんびりと仕事ができています。今の会社には、正直転職エージェントの腕でねじ込んでもらった感もありますが 笑 ともあれ、結果的には満足のいく転職ができたのでした。

 

タイミング的には、婚約をしたのが転職直後、結婚式がその半年後だったので、人生の転機がまとめて来た感じです。

よく、結婚を機に転職を考える男性が不安に思う点として「結婚でバタバタしているときに同時に転職までしたら大変ではないか?」というものがあります。

これは、私の場合はそうでもなかったかなと思っていて。

というのも、私は転職前の職場が激務だったので、今の仕事の方が圧倒的に楽だから。

もちろん、初挑戦の異業種の仕事ではあったので、何かと覚えることもありましたが、毎日時間に追われていた前の仕事に比べれば屁でもないです 笑

私のように、今の職場へのネガティブな気持ちから転職を考える人の場合は、「今の仕事をもやもやしたまま続けた状態で結婚する」リスクも同時に考えてみた方がいいんじゃないかと。

むしろ私の経験上、転職直後って、同僚や上司もお手柔らか目にきてくれるので、楽になるんじゃないかと思うんですが、このあたりは職場次第でしょうか。

 

結婚して終わりではなくその後の生活も考えて転職を

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というわけで、私が結婚を機に転職を決意するまでの経緯と、実際に行なった転職活動についてご説明しました。

先ほども書きましたが、結婚に関しては男よりも女性の方が圧倒的に現実的です。そして、将来のことを考えています。

男が面倒臭がってしまいがちな話でもありますが、実際に結婚したら確実に、その「面倒臭い」は降りかかって来ます 笑 結婚生活なんていうのは、もうこんな1ページに書ききれないぐらい、面倒臭いことの連続です。

でも、その面倒臭いことを帳消しにしてくれる素晴らしい時間もまた、結婚しないと得られないものです。そんな結婚後の生活のことも視野に入れつつ、ぜひ前向きな気持ちで転職活動に臨んでもらいたいなと思います。