雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

アパレル販売員所有率No.1のメジャーはHoechstmass(ヘキストマス)のイタリアンカラーメジャー!

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先日、アパレル販売員あるあるの記事を作成しました。

何人かの方がtwitterなどで反応してくれて嬉しい限りです。で、その記事は販売員をやってた頃のことを思い出しながら書いていたのですが、そう言えば新卒で入社した当時に先輩からこんなこと言われたなって言うのを一つ思い出しました。

「メジャー、メモ帳、ボールペンはアパレル店員の三種の神器だからちゃんとしたものを使えよ」

 

これは入社するまで誰も教えてくれなかったよなーなんて思い出しまして。

私は最初100均で買った安いメジャー、メモ帳、ボールペンだったのですが、入社して数日でそれを先輩に見つかって怒られましたね(笑) 。

多分、最初に先輩から怒られたのってそれだったんじゃないかな?

 

と言うことで、恐らく日本中のどのサイトも教えてくれない「アパレル販売員の三種の神器」の中のメジャーについてご紹介します。

 

 

アパレル販売員の三種の神器の1つ=メジャー

お直しの採寸もそうですし、店頭にいるとお客様が自分のウエストサイズやネックサイズが分からない、なんてことも多々あり、こいつが活躍する場面は多いです。

大体どこのお店にもスタッフ共有のメジャーが備え付けられていますが、フロア内で同時に複数のお客様の採寸が発生した時などは、それだけでは間に合わないので、個々の販売員が1つ自分専用のメジャーをポケットに入れています。

特に、私の場合はスーツも扱うメンズのセレクトショップだったので、結構な頻度でお直しが入りました。レディースの場合は比較的お直しが発生する頻度は少ないのですが、それでもレディーススタッフも基本的に常備していました。

※ちなみに、ファスト系SPAブランドで働いていた時は、試着室にスタッフが常駐していたので、試着室の備え付けのものを使用する機会が多かったです。

 

販売員の支持率No.1はヘキストマスのメジャー

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で、基本的にアパレル販売員の世界で圧倒的シェアを占めてるメジャーがドイツのHoechstmass(ヘキストマス)のイタリアンカラーメジャー

そもそも、ヘキストマスはメジャーメーカーの中で世界一位のシェアを持つ横綱です。私の体感だと、販売員がマイメジャーを持つブランドであれば、7割ぐらいの販売員が使用してるはず。

試しに一度、メンズのセレクトショップに行ってみてください。これを首から下げてる販売員が店内をウロウロしてます(笑)。

なお、たまにベテラン販売員やオーダースーツ店のスタッフなどで「イタリアンカラーは派手すぎて恥ずかしい」とばかりに、ヘキストマスの他の配色のメジャーを使っている人もいますが、それはそれで<分かってる感>が出て周囲のスタッフから一目置かれます。これ、豆な。

 

こいつのいいところを挙げるとすると 

  • 持ってるだけでプロ感が出せる見た目のお洒落さ
  • 服の色に同化せず目盛りも見やすい視認性の高さ
  • 折りたたんでポケットに入れられるコンパクトさ

と言う感じでしょうか。

中でも特筆すべきはデザイン性の高さ!

イタリアンカラー側をメインで使用するもよし、落ち着いたイエロー側を使用するもよしです。知り合いの雑貨屋さんでもこのメジャーを扱っているんですが、たまに販売員じゃないお客さんがインテリア用に買う場合もあるとかって聞きました。

 

このメジャーを首から掛けるだけでプロの販売員感が醸し出される

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上の写真のように、テーラーメイドのスーツ職人なんかが首にメジャーを掛けている姿って格好いいですよね?

首にメジャーを掛けただけで、イチ販売員がその域までいけるってわけではありませんが、明らかに「プロ感」は増します。

たかがそれだけ、と侮るなかれ。

これって、商品を販売する上でもとても重要なことです。

お客様から「この人プロっぽいわー!」と思ってもらえれば、接客に耳を傾けてもらいやすくなるし、自分自身の意識としても「私はプロだぜ!」と自信を持てることで、自ずと堂々とした接客ができるようになります。

接客ってテクニックよりも、実は自分のテンションの持っていき方に一番左右されたりするので、「売る」って言う観点からも、結構重要なポイントです。

 

使い込むほどに愛着が沸くのがマイメジャー

このメジャーは丈夫に出来ているんですが、毎日使っているとさすがに目盛りが掠れてきます。

私の場合は、毎日お尻のポケットに入れて勤務していて、半年ぐらい使うと、折りたたんだ箇所を中心に目盛りが掠れてきて買い替える。って言うのを繰り返してました。

ただ、掠れるぐらい使い込むと「あーそれだけ働いたんだな」って実感できて、なんとなく革製品のエイジングを見ているかのごとき満足感が生まれます(笑)。

そして、適度に掠れたメジャーを使ってることで、プロ感も更にアップです。

先輩で「今まで買い替えたメジャーを全部保管してる」って言うツワモノもいましたが、それぐらい愛着が沸くアイテムなんですよね、マイメジャーって。

 

4月からアパレル販売員の世界に飛び込む新入社員よ、まずはメジャーを準備するのだ

と言うわけで、アパレル販売員の三種の神器の一つであるメジャー。中でも業界内シェアがダントツでトップのヘキストマスのイタリアンカラーメジャーに関して紹介しました。 新卒入社の人は、入社早々、先輩に怒られた私の二の舞にならないように、今のうちに用意しておくんだぞ!絶対だからな!

 

 

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