雨が多い街だね-アパレル販売員からの転職者が書くブログ-

元アパレル販売員で今は転職してアパレル業界の中の人をやっている著者がファッションと関係することや関係しないことを書くブログです。

意外と多い【隠れオタク】のアパレル販売員を守る会

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ネット上のファッションの情報は…とにかく薄い

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本題に入るまでの前置きになりますが。。

このブログはいわゆる雑記ブログってやつです。雑記って言うのはジャンルを決めずに自分の好きなことを色々書いてくタイプのブログのことなんですが、最初はファッションに特化したブログを始めようと思って始めたんですよね。そう思ったのは、ファッションとウェブってまだまだ親和性が低いからなのか、ファッションの情報が書かれたブログの数が本当に少ないため。

アメブロでレディースのプチプラファッション系のコーデブログがそれなりにあるかなってぐらいで、メンズに至っては有益な情報は壊滅的で、普通のお金の無い大学生やん、みたいな格好が幅を利かせていたりします。また、紙媒体の雑誌はウェブに弱いので、ホームページには力を入れていないところがほとんど。だから、結局まともにファッションの情報を仕入れようと思ったら雑誌からになっちゃうんですよね、未だに。

 

ファッションブログで書きたいと思ったこと

 

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http://www.womaninsight.jp/archives/84406

 

詳しく書き出すと長くなるから省略しますが、ファッションの基本ってまずは定番を知ることかなと思っていて。定番を知ろうと思ったら、自然と洋服のルーツや文化的背景みたいなところも知っていくことになりますし、それを知ることで自分のファッション観に芯のようなものが生まれて、それをベースに自分なりの着こなしとか着崩しみたいなところが出てくるんだと思っています……やっぱこれだけで何千文字もいきそうなので、この件は後日にまた機会があったら書きましょう。

まあ、そんなこんなでBeginの定番アイテム特集号みたいな情報がネットから発信できたらいいかなーと思ってたんです。なのですが、そうもいきませんでして、気づいたら好きなアニメの感想を書くブログになってました(笑)。すいません、私オタクなんです。その後も、 たまにファッションのことを書いたり音楽のことを書いたりして、好きなことをパラパラと書いていたら、見事な雑記ブログになっちゃって今に至ります。

最近は、アパレルの販売員の気持ちが書かれたブログって無いよねと気付いて、販売員時代のことを思い出話も兼ねて集中的に書いてます。ネット上の自称アパレル販売員が書いてるサイトって8割はアクセス稼ぎのための経歴詐称なので、全く実感がこもってない薄っぺらい情報ばっかりで、それを見ると元販売員としてムカついたって言うのもありまして(笑)。私は割と後ろ向きな理由でアパレルの販売員から転職しちゃったんですけど、今も最前線で戦ってる人たちへのリスペクトは常に持っていて、そんな人たちを応援したい気持ちもあったりします。

と言う長い与太話を経て、ここからが今日の本題です。

 

 

アパレル販売員に結構多い隠れオタク

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私もそうだったんですが、アパレルの販売員をしている人で隠れオタの人って男女問わず結構いらっしゃいます。なんなら女性の方が多いかもしれません。服飾の専門学校卒で、サブカルを色々通った人とかだと結構な割合で隠れオタだったりします。でもこれって自然なことで、ファッションを勉強していけば、必然的に映画や音楽やアートを始めとしたサブカルも通るし、その流れでアニメとか漫画とかのオタク文化を通ることは不自然なことでは無いんじゃないかと。でも、ファッション業界全体の空気がそれをカミングアウトさせてくれないのが辛いところです。

 

アパレル販売員の世界ではオタバレは死を意味する

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ブランドにもよりますが、アパレル業界は体育会系文化の強い世界です。特に、30代以上の販売員が多いブランドは、それらの年代の人たちが育った環境的にも、この傾向が強いかと思います。男性の販売員だと「趣味はアウトドアとフットサルだぜ」みたいな人が多く、女性の販売員だと「ヨガとカフェ巡りだよ」みたいな人が多い(私の観測範囲が偏ってる可能性は否定できず)。

あと、これって本当に古いよなーと思うのですが、販売員に限らずアパレル業界には<ネットとかパソコンに詳しい=オタク=ダサい>みたいな価値観を持っている人が、まだまだ多くて、オタクっぽい文化を毛嫌いする人が多いんですよね。そんな人に限って新型のiphoneとかインスタには熱心だったりするのがワケ分からんと言う件は置いておくとして、とかくアニメなどのサブカルに関しては未だに排他的な世界です。もしも、万が一お店で自分がオタであることがバレたら、それは死を意味すると言っても過言ではありません。メンズブランドのショップだと、ガンダムとかエヴァが好きな人ぐらいは結構普通にいるんですが、レディースの場合だと皆絶対に口には出しませんからね。なんとなく「この人はそっち系も好きそうだぞ」と言う空気を感じたとしても、こちらから話を振って、違った時のリスクが大きいので、黙ってたりする人も多いでしょう。

 普段は同僚のつまんねーインスタの投稿(例:男女大勢で写った写真にポエムみたいなハッシュタグが10個ぐらい添えられてるやつ)にいいねを押したりして一般人の仮面を被っているけど、実は仕事から帰ったらブルーレイレコーダーに録画した深夜アニメを一人で見るのを楽しみにしている販売員も多いはずで、私はそんなマイノリティーを心から抱きしめてあげたいと思っています。好きなもんを好きでいてええんやで。

ちなみに私は今は転職して、アパレル関係ではありますがWEB界隈の会社で仕事をしているので、結構オタっぽい人も多く、結構ラクです。さすがに萌え系アニメが大好物です!とまでは宣言できませんが、オタバレに対して、さほど敏感になる必要も無いって感じですね。

 

オタク販売員でも浮かないブランドを勝手に考える会

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原宿系はサブカルと相性がいいやな http://store.candystripper.jp/

 

私は、セレクトショップ業態のブランドとファストファッション系のブランドの2つで働いていたのですが、その二つは両方オタク文化への理解は浅かったですね。たぶん、同ジャンルのブランドは全滅な気がします。スポーツブランドとか、百貨店系のブランドも絶対に無理だろうなー。基本的に、年齢層が高いところは相容れないんですよね。

原宿系のブランドとかどうでしょうか?全く勝手な予想ですけど、キャンディストリッパーとかだと、アリな気がしません?あとは、ギャルソンとかヨウジとかそっち系もアリな気がする。逆に最もダメそうなブランドは……ラルフローレン!爽やか数値が高くなればなるほどオタ文化からかけ離れていくような……なんなんだ、このふわっとした話は。

 

とりあえず、隠れオタ販売員の皆さん。

今日も生き抜いてください。